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「時空を超え 宇宙を超え」を考える

はじめまして。リカこと申します。

ハロー!プロジェクトのオタク歴7年目
ざっくり'15くらいから追い始めた新参者です。

幼少期にミニモニ。が好きだったという
90年代生まれの女児のいわゆるオーソドックスタイプ。

そんな私が、2022年、20代も半ばになって、
2014年に発売されたモーニング娘。'14の
「時空を超え 宇宙を超え」を改めて考えようと思ったのは、
"結婚"の二文字を強く意識するように(というよりもせざるを得なく)なったからです。

モーニング娘。'21の「恋愛Destiny〜本音を論じたい〜」の歌詞の一説にもある

恋人って何を超えた時 結婚する?

を聞いて、たしかに、何故だろうと思いました。

結局、それがなんなのか、未だに分かってはいないのですが、
その答えが「時空を超え 宇宙を超え」の中にあるような気がしたんですよね。


なので、今回は、まだまとまりきっていない考えをあえて記すことで
整理していけたらいいなと思っています。

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

「時空を超え 宇宙を超え」の主人公は、誰を想うのか


まず、曲を聴いたことのない方は(いないと思いますが)
とにかく一度、聴いてみてください。

表題については
つんく♂のライナーノーツにもあるように、
正解は本人も"分かっていない"んですよね。

ここにまず、めちゃくちゃ共感していて。


運命って、あると思いますか?
私は、実際あるんだろうと思っています。

というか、あると思ってないとやってられねえよ、と思っています。

人生を20年余り過ごしてきてみると、
一生大切にしようと心に誓ったものを手放してしまったり、
そしてそれはもう、どう足掻いても二度と手に入れられないことを悟ったり、
かと思えば、新しい出会いがあったりして、それは今までの何よりも輝いて見えたりする。

そんなことの繰り返しだったなあと思うんですよね。

いまの恋人に出会った時も、まさしくそんな感じでした。
うわ!キラキラしちゅう!眩しい!本物の王子様や!
と思って、興奮したのを覚えています(そして図らずも本人に伝わってしまっていました)。

「時空を超え 宇宙を超え」の冒頭にもある

私はまだね未完成
遠い過去から君を待つ
この世で出会えると信じ
君を待つ

が頭をよぎり、まさしく"待ってた"人だ!!!と。

ただ、そう思ったのって正直今回が初めてではなくて
何度も、何度も経験している感情で。

今ではクタクタになっているハチミツ好きなくまのぬいぐるみにだってそうだし、
あんまり思い出したくないけど、以前の恋人にだって、絶交した友人にだって、そうだったはず。


私はそもそも、少女マンガ脳なところがあるので
これって運命かも!と、よく思うんですよ。

別れが来る度に、この出会いは一体なんだったのか、
こんなに苦しむなら出会わなければ良かったんじゃないか、とか考えるけど
運命かも!って思った事実は変わらない。

遠い過去から、ずっと待ち望んでいたように
全ての出会いを信じていたんですよね。

まだ出会ったことのないあなたの失恋に寄り添って
早くここに来ればいいのにと願う。
未完成なままの私が、ずっと想っていた、いつか夢でみたような、知らないあなたにやっと会えた、という感情。

いうなれば、ハウルの動く城で、ソフィが放つ

「未来で待ってて!」

という言葉を、ハウルが覚えていた、ということです。

つんく♂もライナーノーツの中で言っていますが
人は出会うべくして出会うのだからいつかきっと出会う。
なんですね。


風の独り言、とはなんなのか


Cメロで、

風の独り言 He loves you
夢のその続き He needs it

とあります。

風が「彼は君を愛している」と独り言を言っていて、
夢に見た「彼はそれを求めている」。
それがその続き=現実になっていく。

さて、ここで出てくる He について、
多分つんく♂が言いたいのは He (男性)ではなく
主人公によっては She にも It にもなるんであろうよ、と
聴きながら考えていたんですが、

このnoteを書くにあたって、
改めてつんく♂のライナーノーツを見返したら
全く同じことが書いてあって、なんか恥ずかしくなりました。


あと、表題にもした、風の独り言ね。
聞いた事ありますか?風の独り言。

私は無いです。多分皆さんも無いんじゃないですかね。

私、風の独り言、なんていうものは存在しないんじゃないかって思っていて。

夢、と同義というか、
自分を愛してくれる誰か(何か)は必ずいて、
今はそれを待っている状態ですよ、と自分に言い聞かせている。

そんな風に解釈しています。

夢で見た自分を愛してくれる誰か(何か)は
それ、すなわち自分を求めている。

でもそれが、誰か(何か)は分からない。

分からないまま、想い、願っているのかなと。


つんく♂が描くこの曲の主人公とは


時空を超え 宇宙を超え 結ばれる頃には
この地球は綺麗になるかな

と瞳を閉じて尊さを感じていた知らない彼に、やっと会えたような気がした頃、

地球が綺麗になってるかどうかなんかわかんないけど、
なってるといいな、くらいの価値観、フワッとしている感じ

あんまりつんく♂曲だとみないタイプの主人公ですよね。

つんく♂曲の主人公って、

「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」では


さあゆけ未来は渡さない


だとか

「大好きだから絶対に許さない」では

アイツの希望なんて聞かない

だとか、

「Fantasyが始まる」では

カボチャの馬車を正面に回してFantasyが始まる

だとか、
規模の大小はあれど私が行くから待ってろ!とか、アイツのアレが許せない!とか、
迷っている感情があったにしろ
わりと主人公に主体性があるイメージなんですが、

この「時空を超え 宇宙を超え」の主人公は、フワッとしている。
なぜなら、まだ何も知らないから。

特に異質だなと感じる、つんく♂ソングのうちの一つです。

この主人公は地球が綺麗になることをフワッと祈る(考える)ことしか出来ないくらい、何かに疲れているのかもしれない。

そう考えると、救いを求める歌のようにも聞こえて来るんですよね。

私がこの曲を初めて聞いた時、
オタクがアイドルを想って歌った曲だ、と感じたのは
あながち間違いじゃなかったのかもしれません。


まとめ

つらつらと、同じようなことを繰り返し書いたような気がしますが、

自分が、その"彼"に出会う時、
もしくは既に出会っているとしても
夢で見た、求められていた姿であらねばならないな、と思います。

結局、恋人って何を超えた時、結婚するんだろう。
結婚すれば、分かるんだろうか。
分からないままな気がします。
分からなくても、想い願ったって、きっといいよね。


お読みいただいた方へ

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。

今後も何か考えたいことがあったら
まとまらないまま記してみようと思うので
その時はまた、ご一緒してくださるととても嬉しいです。


リカこ

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