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【牡蠣の台湾風、卵炒め~蚵仔煎(オアチェン)】気軽にかんたん、ヘルシーレシピ

料理にも使っていただきたい、美味しい甘さが自慢のナチュレS
旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている料理家の山脇りこさんに開発いただいたレシピをご紹介します。

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山脇りこさん:
台湾と言えば、おいしい小吃(小さな料理)の店がずらっと並ぶ夜市を思い浮かべる方も多いかと思います。蚵仔煎(オアチェン)も、その夜市の人気メニューです。台湾では、うまみがぎゅっと詰まった小ぶりの牡蠣と卵を大きな鉄板で焼いて、水で溶いたさつまいも(でんぷん)粉などを流して、もんじゃ焼きのように仕上げます。これに、お好み焼きのソースさながら、たっぷりの甘い赤いたれ(ケチャップやオイスターソース、スイートチリソースなどを合わせたもの)をかけるのがお約束。いわば粉モノと卵焼きの間のような料理です。

今回はこれをアレンジして、ぷりっとした牡蠣にふんわりした卵炒めを合わせ、フレッシュトマトを使った甘酢だれをかけて仕上げる1品をご紹介します。
ナチュレSを使って糖質を減らしたたれは、いろいろな料理に使えます。焼いた厚揚げやネギにかけたり、野菜と豚肉をいためて酢豚風にするのもおすすめです。

牡蠣のシーズンも終盤。お求めやすくもなっているのでこの時期にぜひ。
ちなみに、市販の牡蠣には生食用と加熱用という表示がありますが、生食用とは自治体や漁協の取り決めに従い、出荷前に一定期間、紫外線殺菌された海水に入れるなどの措置が行われたもの。生食用が、そのまま出荷される加熱用より痩せている場合があるのはそのためです。ただし加熱用は、保健所の規定により、中心温度85度で1分以上の加熱が必要です。生食用の方が新鮮、と言う意味ではないので誤解のないように。


◆材料(2人分)

牡蠣  6切れほど(約100g)
 +片栗粉  小さじ2(下処理用)
 +塩  小さじ1/2(下処理用)
植物油  小さじ1

卵  3個 
マヨネーズ  大さじ1
植物油  小さじ1

トマト  1個
*ナチュレS  大さじ1
*酢  大さじ1
*醤油  大さじ1


◆作り方

【1】
牡蠣は水洗いして片栗粉と塩をまぶして洗う。汚れや臭みが取れる。(絡めたらグレーっぽい水分が出てきます)水気を切る。

プロセス1牡蠣を下処理


【2】
フライパンに油を引き、冷たいうちから[1] を並べる。中火にかけ、牡蠣からエキスが出てプリっとしてきたら火を止めて、牡蠣を取り出す。
この時残ったエキスはそのまま残しておく。

プロセス2 牡蠣を焼く、エキス


【3】
卵にマヨネーズを加えよく溶く。人肌に冷めた[2] のエキスも加える。


【4】
トマトはヘタの方を上にしてすりおろす。(ヘタと皮が残る)ここに*を加えよく混ぜる。

プロセス3-2トマトすりおろす


【5】
[2] のフライパンに油を足して中火にかけ、熱くなったら[3] を流し込む。
7割方火が入ったら牡蠣を戻し入れ、全体をざっくり混ぜて仕上げて、皿に盛る。

プロセス4 牡蠣と卵の出来上がり


【6】
[5] のフライパンに[4] を入れふつふつと湧いてきたら[5]にかける。

完成  牡蠣と卵 

※とろみが欲しい場合は片栗粉小さじ1に水大さじ1を混ぜたものを[4] に加えてください。
※仕上げに青ネギを刻んで添えました。熱々をどうぞ。



◆栄養成分(1人分)

・エネルギー:249kcal (砂糖使用時よりも、47kcalオフ)
・たんぱく質:16.1g
・脂質:16.1g
・炭水化物
  ―糖質:12.1g (砂糖使用時よりも、10.1gオフ)
  ―食物繊維:3.5g (ナチュレSを使用することで、2.5gプラス)
・食塩相当量:2.5g



料理家 山脇りこ

noteプロフィール画像(山脇りこ2021)

旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている。朝日新聞での連載や、「あさイチ」などのテレビ、ラジオ、WEB、雑誌でも活躍中。『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』『明日から、料理上手』『いとしの自家製』など、著書多数。
台湾愛が高じて台湾のガイド本『食べて、笑って、歩いて好きになる大人のごほうび台湾』を上梓、『台湾オニギリ』や『台湾スープ』の著書もある。
代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。


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