「若さ」は武器になる
先日、森の保全活動に参加している時、森を訪れていた学生さんから質問を受ける機会がありました。
どうやら里山の活動に興味があり、遠方から見学に来たとのこと。
そんな彼らの質問の答えている自分の行動を振り返った時に、気付いたことがありました。
それは、
「彼ら初対面なのに、なんだかめちゃめちゃ熱心に質問に答えているな」
ということ。
ぶっちゃけて言うとその学生さんのことは全然よく知らず、どれだけの熱量で臨んでいるのかも分かりません。
(遠方からはるばるやってきたのだから、それなりの熱量はあるのだと思いますが)
しかし、「まだ若いのに里山の活動に興味がある」というだけで、無性に応援したい気持ちになったんですよね。
もちろん、昔から後輩や生徒(以前、小学校の講師をやっていた時)などにはそういう気持ちで対応していたのですが、
関係性の強くない相手に対してもこんな気持ちになるのかあ、と思ったのでした。
これは何がそうさせているのか?
そう考えた時、「若さ」は大きいなと思ったのでした。
僕の年齢は(ギリギリ)30代なので、彼らは20以上も下です。
僕が過ごした子供時代とは社会の様子がかなり変わっており、ネットを使ってさまざまな娯楽にアクセスできます。
自然に触れる機会も減っているはず。
…にも関わらず、里山や自然に興味を持ってくれているのが嬉しかったのです。
ちなみに質問をしたのが大人の場合でも、もちろん丁寧にお答えします。(大人であっても里山に興味を持ってもらえるのはめっちゃ嬉しい!)
実際大人の方に向けて説明や紹介をする機会は多いのですが、今回対応した時にはプラスアルファで感情的なものが乗っかっていました。
「大人になっても興味を持ち続けて欲しい」という思いで、必死に今伝えられるものを伝えておこう、という感じでした。
この時のことを振り返って、
「無条件に他者よりも濃い情報が得られる『若さ』というのは、めちゃめちゃ強い武器だなあ」
と思ったのでした。
※「聞く姿勢」のようなものがあることは大前提ですが
ところで若さが有利に働くのは、10代・20代のように「絶対年齢」が低い場合のみでしょうか?
僕のような30代後半の年齢では、このようなメリットは受けられないのか?
僕の考えではそんなことはありません。
僕自身の経験で言うと、森の保全活動に参加した時、特にそれを実感しました。
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