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相談所婚活 "プロフィール写真と自分最適化"

はじめに

この記事はこれからお見合い写真を撮影する方(女性)が対象です。

プロフィール写真にもセンスがいる

一度同性の一覧を見るとわかるのですが、あくまで相談所婚活において良いとされる定型に会員を当てはめているので、もったいない写真が多く並びます。「この方の良さは親しみやすい撮影方法の方が合っているのでは」「せっかくの美人さんなのに記号化された写真で物足りなくなっている」など。相談所の仲人さんはデザイナーではないので、当たり前ですがセンスがあるかというと無い人の方が多いと思います。写真を撮る段階で、仲人さんも会員のキャラクターをわかってはいないので、自分のブランディングは自分で、トレンドを押さえて最適化するのが1番です。美的センスのある若者に助けてもらうのも良いと思います。

プロフィール写真と自分最適化

1】 スタジオ撮影か野外撮影か

しっぽはスタジオ撮影も野外撮影もどちらもやりました。写真館によると思いますが、以下のとおりだいぶ違います。

◎スタジオ撮影
とにかく満面の笑みで撮影し、あとはレタッチで美男美女っぽく加工をかける量産型です。下手をすると皆同じ背景(白壁+人工草のパターン)になって並びます。一見とても綺麗な加工写真にできあがるのですが、スタジオセットも、適用する加工も皆同じなので無個性気味になり、作られた人工感、写真詐欺、肌のトーンはとくに詐欺になりがちです。一覧を見ればわかるのですが、骨格などは大きく変えられないため、美女を人工的な美女に、普通を美女風の普通に、見た目いまいちを頑張った見た目いまいちにしているだけで、もともとの容姿レベルの差はレタッチ加工しても変わりません。個性が潰される分、美女は損する場合もあります。野外撮影よりもスタジオ撮影するかたの方が多いので、綺麗っぽく撮れているだけの写真は埋もれやすいです。スタジオ側も加工で最終的に仕上げるので、撮影時に対象の美しい笑みやポーズをちゃんと指導してくれません。野外撮影のプロと比較すると撮影技術は落ちるなと思いました。
※全てのスタジオ撮影がそうではないと思うので、よく調べてください。

◎野外撮影
背景の自然物や自然光から、生き生きとした写真が出来上がります。「抜け感」や「親しみやすさ」が出しやすいです。スタジオに比べて加工が少なくなる分、カメラマンの技術と指導力が問われます。白飛びさせることなくレフ板での撮影になるため、実物との乖離が少なく、自分らしさを維持した自然体で綺麗な写真を撮ってくれます。反面、容姿を加工で隠したりが難しく、髪の艶などはスタジオ加工に劣るので撮影時は身だしなみを整える必要があります。
※こちらも全ての野外撮影が加工少なめなわけではないので、よく調べてください。

◎スタジオ撮影と野外撮影どちらにすべきか
撮ってみて違和感がないならどちらでも良いと思いますが、個人的には、カメラマンの技術力と自然体で自分らしさを出せる点で、野外撮影をおすすめします。

2】 背景と服装とポーズ

とにかく背景も服装もポーズも、最高の自分を伝えるブランディングを考える必要があります。例えば、最高の自分が美女でないなら、美女と同じ写真の撮り方をしてはいけません。確実に一覧の美女との格差で見劣りしてしまいます。
写真に自分らしさが出ていないと、マッチする層も合わず、組めたお見合いが全て無駄になります。婚活をしていて、合わない人としか出会えないと疲弊していくので、ハイスペ・年下美女・モテ狙いでないなら、自分を偽った方向性の写真をつくる必要はありません。

以下、イメージのパターンをいくつか書き出してみました。
・洗練された街を背景に = 都会感/美人感/今どき感
・野外のおしゃれカフェで店内ライトをアクセントに = キラキラ感/今どき感
・自然を背景にいれて生き生きと = ナチュラル感
・おしゃれな館内を背景に = サブカル感
・背景に花が入っている = 可愛らしさ/華やかさ
・白っぽい壁に人工的な草 = 基本のスタジオ撮影感/無難/普通
・赤やオレンジの服装 = 元気/明るい/ハキハキ/一覧で目立つ
・薄いブルーや淡いピンクの服装 = 大人しい/優しい/穏やか
・黒い服装 = 強い/真面目
・白い服装 = 清廉/爽やか
・白い背景に白いシャツにカラースカートの組み合わせ = 基本のスタジオ撮影感/無難/普通
・服装に花の模様がある = 可愛らしさ/華やかさ
・髪がつやつや = 美人感/健康
・歯を見せた笑顔 = 明るい
・口を閉じた笑顔 = クール/清廉
・小麦肌 = 健康
・白い肌 = 美人感/清廉
・堅すぎないリラックスしたポーズ = 話しやすいイメージ/ラフ
・カフェで話しているような自然なポーズ = 笑顔で会話できるイメージ/抜け感/ラフ/彼女風
・畏まったポーズ = 真面目
・お見合い写真でよくあるポーズ = 基本のスタジオ撮影感/無難/普通
・両手を前に組むポーズ = 無難/普通
・胸を突き出すポーズ = 基本のスタジオ撮影感/おっぱい

3】 全体の色味と "らしさ" と "フォーマル" のバランス

白い背景で、白い服で、顔を明るくするために写真全体を白飛びさせて、"らしさ"も無い写真が一番印象が薄く良くないです。ほぼページの背景のような扱いでスワイプして飛ばされます。ポイントカラーなどの色味がちゃんと入っていて目に留まる全体デザインになっているか、フォーマルでも自分らしさが感じられるか確認しましょう。

定番の写真

たまにいる世界観のあるポートレート写真

センス。おっぱい要素もあったら最高ですね。

さいごに

しっぽは同性の一覧を見たとき「アプリや撮影会でポートレート写真に手慣れた世代がもっと相談所婚活に流れてきたら、おそらく写真は様変わりするだろうな」と予感しました。それくらい相談所婚活の現在の写真って、自然体ではなく、記号的でちょっと不思議な世界観なんです。年収や年齢にとらわれず内面の相性が求められてきている昨今、フォーマルを守りつつも"自分らしさ"を伝えられるプロフィール写真が、お見合い相手とのマッチ率を高めてくれるように思います。
これからお見合い写真を撮る・撮り直す方の参考になれば嬉しいです。

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