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【Natural Farming】代表メッセージ

お米について「現時点での答え」が出た話。

ありがたいことに、ここ2年ほどで150軒を超える米農家さんを訪問し、米作りの「こだわり」や「想い」そして「未来」について話す機会をいただきました。

多くの農家さんに共通していることは、
自分の米作りに誇りを持っており、生まれ育った土地を心から大切にしていること。また、美味しいと言ってもらえることに大きな喜びを感じていること。そして、地元の農業を維持・継続してくことに打開策のない慢性的な悩みを抱いてること。

これまでの私の人生は、ライフワークとして「美味しいお米」を探すことに多くの時間を費やし、全国各地の素晴らしい米農家さんと出会い、たくさんの美味しいお米と出会うことができました。本当に感謝しかありません。

「産地巡り旅」でお世話になったつくり手の方々


素晴らしい生産者と美味しいお米の先にあるもの

でも、ふと思ったんです。美味しいだけでいいんだっけと。

ずっと疑問に思っていたことは、

・農家の顔が見える=安全安心 では必ずしもないこと。
・有機米が本質的なオーガニックではない場合があること。
・持続可能な農業の程度や解釈が人によって違うこと。

そして農薬、化学肥料、家畜堆肥の安全性に関する不安を払拭してくれる材料が少ないこと。

安全、安心、美味しさ、環境、制度、食糧、農家経営、業界内にある暗黙の了解。

考えるべき範囲がとても広く、お米を販売する者の立場として、どうあるべきかをずっと悩んでいました。


悩み続けたその結果

やっと出てきた答えの糸口は、
人だけが美味しい世界は永遠には続かない。地球にも美味しいお米は「より自然に近いお米」のはずだという考え。
また、お米の背景がもっとクリアに見える売り方をしたいなという想い。

現状の販売方法では、消費者にお米のバックグラウンドはほぼ見えず、「特別栽培」「有機栽培」「自然栽培」なんて区分は業界人にしかわかりません。

なので、
「ナチュラル」という言葉を軸に新しい独自基準を作り、認定されたお米を「わかりやすく、クリアに」販売するECサイトをオープンすることにしました。

農薬・化学肥料・家畜堆肥を一切使わないことを前提に、採水地や周辺環境など不安材料になり得る項目を全て公開し、それを何年継続しているかをビンテージウイスキーのように年数で表示しています。
位置付けとしては、有機JASのさらに先であり、自然栽培を現実に即して現代解釈したイメージ。

Natural Farming 独自基準 ©︎Natural Farming
(※特別栽培農産物は自治体によって認証する場合もあります。)

この答えは、時代の変化によってきっと変わるし、全ての人にとっての正解ではありません。

そして大事なのは、従来通りの米作りが決して悪ではないこと
食糧を担う観点はとても大切で、人や産業を支えるためには絶対に必要であり、否定もしません。
レガシーな業界に一石投じるとかそういうカッコイイものではなく、あくまで「選択肢」を示したまで。

さて、今日は何を食べますか?

自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming
https://www.naturalfarmingshop.com

自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming


乱文、ご容赦ください。お叱り・ご意見・アドバイスなど大歓迎です。
少しだけ応援もお待ちしております。
(開店祝いがわりにシェア&スキをw)

Natural Farming 店主・小野寺 理騎

Natural Farming 小野寺 理騎

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