海外のお客様に怒られた話

前職は工房兼店舗だったので、製作をしながら接客もするという、

お客様の声を直に聞くことができる、恵まれた環境でした。

商品の使用者、またはギフトとしての贈り主は
こんな気持ち、考えで買うんだなぁと勉強になります。

お客様の声から商品が生まれることもありますし、
商品や革に関する懸念や疑問などを頂戴することもあったり。
とても貴重な体験でした。

沖縄ですので、県内外はもちろん、海外からのお客様も多く
いらっしゃいます。

英語で
「何革?」と聞かれ、
「牛革です」と答えました。

素敵な商品たちね、とおほめいただき、
ある商品について説明していると…

「・・・でして、裏にはピッグスエード(豚革)を貼りこんでおり…」
「は!?豚!!??」
「え!?はい!?」

「牛って言ったじゃない!」
と怒られ、帰って行かれました。

なぜ!?

真剣な表情で怒られたので
驚きました。

怒らせてしまった理由は、付き添いの人が説明してくださりました。
「彼女は宗教の関係で、豚は触れてもいけないなの、ごめんね」

何革?と聞かれたときに、使用している全ての革を説明するべきでした。
まさか触れてもいけないなんて思いもしませんでした。

宗教が身近でないとはいえ、
配慮が足りなかったことに反省しました。

その後は、そういったことがないように
日本と海外の常識は違うんだ、ということに気をつけています。

今心配していることは、海外のお客様とのメールのやりとり…
ちゃんと伝わっているか心配です!(^^;

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?