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コンニャクは地球を救う❣

こんにゃく芋を育ててこんにゃくを作る達人と出会いました。

こんにゃく芋って、一年でできるものではありません。
私は詳しくはないのですが、雪国では秋に掘り起こして春にまた植えて、何年もかけて大きなお芋になるそうです。
今年は夏の水不足で全然大きくならなかったから、こんにゃくをたくさんつくれないそうです。

達人は言いました。
「もう一年、長生きしなきゃいけなくなった。」
彼女は、こんにゃくを毎年つくり続けて、近所に配り、美味しいを届ける人なんだ。

ところで、手作りのこんにゃくって食べたことありますか?
それはもう、スーパーのものとは月とすっぽん別ものです。
つるんとプルンとふるふるなこんにゃくはいくらでも食べれちゃう。

たかがこんにゃく、されどこんにゃく。
達人のお母さんは、こんにゃくで地球を救っている。

晩秋になっても日に焼けた顔、夏の間は畑仕事をしていたんだね。
毎日お日様と相談して、土と水と向きあって、草をとり、こんにゃく以外にも野菜をたくさんつくってる。

お母さんの笑顔は、あたたかで、やさしい。
自信にあふれているわけじゃなく、輝いてるのとも違う。
人の心をじんわりと、とかすような…。
うーん、そうだ、私の好きな宮沢賢治みたいなんだよね。

日照りのときは涙を流し
寒さの夏はオロオロ歩き
皆にデクノボーと呼ばれ
誉められもせず苦にもされず

自然とともに生きるって、
あるがままをうけとめること。

こんにゃくで、
人に喜んでもらうために、もう一年生きてみようか。

小さな幸せをかさねるって、こういうことなんだな。

来年の秋、
お母さんのこんにゃくが食べたいなぁ♡


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