忙しさの中に見つけたもの。
このところありがたいことに仕事がいっきに忙しくなってきました。
スポーツが再開したことでスポーツツーリズムの仕事が始まったり。
観光の仕事に携わっていると、とあるクラブチームのホームタウンを盛り上げよう!ということで普段なかなか関わることの出来ないキャンペーンのお手伝いをさせて頂いたり。とても貴重な経験ができた。
今年はどうなるか未だに想像できないことは多いけど、スポーツを通じてたくさんの人が交流できる仕組みをつくりたいなと思っている。
ジャンルは変わって、シアタードーナツというドーナツ✖️映画という反則必殺技を繰り出す最高の映画館のオーナーさんへ取材にいったり、なにはともあれ充実した時間を過ごしていました。
自粛があけて街中をぶらぶら歩くと、普段は気付くことなく通りすぎていたであろう景色も、ひとつひとつがなんだか愛おしく思えたりする。
この猫はおそらく、自粛があけたことにまだ気づいていないし、そもそもこの様子だとコロナ?くらいの感じだろう。
ー 1日、日向でごろごろしてろくに仕事もしないで全く気楽なもんだというふうに考えいるんだろうけど、猫の暮らしもそんなに牧歌的ではないぞとでも言いたそうな態度である。
一方で、コロナを乗り越え、やっと再オープンできたお店もある。台湾まぜ麺「まほろば」もその一つで、待ちわびてたファンも多い。
店内で働いている人たちの様子をみると食べてないのに美味しいんだろうなと感じる。私は基本なんでも美味いと感じてしまうタイプなので、味をどうこういう資格は一生手に出来ないと自負しているのだが、とにかく最高に美味しかったのだけはどうしても伝えておきたい。笑
ジャンルはなんであれ、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいるのだろうと感じさせられる姿をみると、私はいつも嬉しくなる。
必死で働いた後のお酒はいつだって美味しいと決まっている。愚痴や不平不満なんか出てくるはずがない。そんなこという体力も気力もないからひたすら酒が心に染みる。
ここ数週間はかなり不思議な感覚だった。
やっとの想いで営業再開に至ったお店もあれば、もう営業することが出来なくなってしまったお店もある。
ずっと待ちわびていたプロスポーツの再開に歓喜してる人もいれば、それどころではない人もたくさんいる。
両極を目の当たりにしてはじめて自らの無力さを痛感する毎日だった。
それでもコロナが広がる前より、はるかに多くの「ありがとう」を耳にするようになったのはとても嬉しくて。
ーお店を開けて、誰かがやってきて、いらっしゃいませと声を出せるだけでありがたい。
ー忙しい地獄より、仕事がない地獄の方がはるかに辛いとは思わなかった。
そんな生の声に気づかされることは多い。
本当にありがたいことはいつもいつも近くにありすぎて、結局気づかないのだ。
こんなときに不謹慎だと怒られるかもしれないが、コロナよりもなによりもそっちの方がよっぽど怖いとさえ感じた。
人によっては昼間が必ずしも明るいとは限らないし夜が暗いとも限らない。そんな不安定な心持ちで生きていくのも「人」だからこそだと思うのだが、ありがたいことに気づかずに生きていくことは、それこそ自ら「明けない夜」を創り出してしまうのではないか。
かくいう私もそんな立派な人間ではないので、「感謝」なんかたいそれたことは言えないけれど、食べて美味しいと言い、スターウォーズを観てカッコいいと言い、スポーツで汗をかけば気持ちが良くて、たまには花を見て綺麗ですねと言うだけで、目の前の景色は少しずつ色づいていくと信じている。
1日の最後にキンキンに冷えたビールを飲んでくぅーーっと言いながら就寝出来ればそれだけでもう最高である。
私の場合そんな1日の終わりを迎えるために、少しでも出来ることといえば「書くこと。」
それと、カメラはじめたいな。
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