見出し画像

自分が悪いのだけれど、意識が低いと言われてもどうすればいいかわからないので、、、、、

こんばんは。タマシロコウタです。本日は、「意識」を高い低いで話しするの難しいので方角の方が良くない?みたいなこと書きました。

たぶん、本気で信じてないから悪いのか.......

社会人になりたてのころ、成功者といわれてる人たちをみると、それに感化されておっしゃ!俺もやってやるぜ!と勢いのままジャンプしてみたところ、、、、重力に勝てず一瞬で現実に落ちてしまう、そういう失敗を何度も繰り返してきた。「急がば回れ」は私のためにあることばだと思った。

世に出回っている自己啓発系の本を上司の紹介で読んだ時もまったく同じ現象が起こった。

決して本が悪いわけではない。

このところその類の本はほとんど読まなくなったが、なんせnoteで短かな日常を一緒懸命書いてくれてる方の苦痛を伴った1文字1文字がどうも刺さってしまう。

今年で社会人生活も10年を過ぎた。先輩たちに比べるとペーペーだが、いろんな経験をさせてもらったおかげで、一歩づつでもなんとか先に進めてるんだなと感じる.........


高校を卒業するまでとにかく野球漬けだった。体育会系の部活にありがちな熱血監督VS生徒の、いわば熱血指導という名のお決まりプレイに罵倒は必須だったらしい。(当時はボコボコに怒られるのが当たり前だと思っていたのもあるが)

そんな高校野球も引退して、当時はまさか社会人になってからもこんなに怒られるとは思わなかった。「おまえは意識が低すぎるんだ!」と言われたことは一度や二度じゃない。

ー 申し訳ございません。

とにかくひたすら謝る。すーぱーポンコツだったし、そもそも怒られて当然なことをしてるのだから落ち込む必要なんか無いのだが、さすがに言われた瞬間は落ち込む。
ウサイン・ボルト並みの瞬発力を兼ね備えたポジティブの持ち主なら違うかもだが、おそらくほとんどの方が落ち込むはずである。

もしかしたら、状況によっては深い穴のどん底に落とされた気分になる人もいるかもしれない。

ポンコツをいじめるな!と言いたいのではない。私の場合は怒られて当然のような失態を繰り返してきたので文句なんか言えたもんじゃない。ただ、、、、、、

発言者の「意識が低い」のことばに善悪が孕んでいるのがずっと引っかかっている。全員がそうではないと思うが、もし受け取る側がそう感じてしまうと、意識が低い人はずっと「善」の高みを目指して上を見とかなきゃいけない。深い底から上を見上げてもずっとそんなことしてたらまあ首が痛くなる。ついでに腰もやっちゃう。さいごは病んじゃう。

今であれば何を言いたかったのか分かるのだが、それにしても意識を高低で評価するってどうなんだろう?という疑問がいっこうに消えないのだ。

とくに会社組織で、上とか下とかそういうヒエラルキー臭ただようワードを使うから善悪が発生して一生決着のつかない戦いになる。

Twitterでよく見かけるのが「意識高い系」VS「意識低い系」における戦いだ。そんなカテゴライズの仕方をしたら収集がつかない。

意識高い系の人が仮に、意識低い系をバカにしたら、意識低い系はもちろん反発する。誰かのことをバカにしてる時点でどうなの?みたいな話しになる。

そうすると今度は、いやいや、本当の意識高い系は意識が低い人をバカにはしません。そのかわり近づきもしません。関わろうとしません。本物の意識高い系は意識が高い人としか付き合いません。なぜならば、、、、、、、、、、、となって実にめんどくさい。

めんどくさいし、ややこしいからとりあえず高低で評価するのだけはやめて、「方角」で話しをする方がいいような気がする。「東」「西」「南」「北」だ。意識は高いとか低いとかではなく、向いてる方向が違うだけなのだ。そこには善も悪もない。

もし、こいつ意識低いなーと思ってしまったら、自分は北に行きたい人であって、その人は南に行きたいんだなと思えばいい。探してる宝物が違うのなら同時に目指してる場所も異なって当然なのだ。

まだ30歳にも満たない人間が人生を語るなと怒られそうだが、でも結局自分自身の冒険でしかない。どの方角を目指すにせよ、生きてるかぎりケガの連続、危険の連続、失敗の連続である。順風満帆そうに見えるあの人も悩みごとが全くないわけじゃない。

そう思えば、少しは他人に優しくなれる。私の思う正しいが隣の人にとっても正しいとは限らない。意識の違いは高低や善悪で判断してしまうよりも、方角、方向性の違いだと認識すれば、敬意を失うことなく話しが出来るのではないか?

身近なところから少しずつにはなるけれど、たくさんの個性が輝けるような社会にるといいなと思う。意識は「価値観」と近いところもある。強要するよりも共有する方がいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?