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若者のフリをするのをやめましょう

若者のふりをするのをやめよう、とふと思った。
なぜなら、「若者」というだけで一括りにされるのが嫌になったからだ。
現に私は若者だし、周りからそう言われて妥当な年齢だ。
しかし、だからどうだと言うんだ。
世間一般の若者のイメージとは遠くかけ離れ(世間をわかっているような発言をしてしまうが)、いしいひさいちとコアなお笑いを愛する私は、少なくとも若者らしいセンスを売りにして生きていけないだろう。
逆に、超超高齢化のこの時代、私のような古いセンスの人間が活躍していくのではないか。人間のセンスは常に古きを重んじなければいけないのではないか。開き直ってこんなことまで考えてしまった。

他にも、「若者言葉」という単語?がある。
「~っしょ」や「マジ?」などがそれに該当する。
そうだ。ご覧のとおり、私はろくな例も挙げられていない。
若者の中に、若者言葉さえも把握していない人種がいることを単語作成者はちゃんと踏まえるべきだ。
この言葉はなんだか腹が立つので使いたくなかったが、若者にも「多様性」があって、決して一括りのまま不自由に生きているわけではないので、『安心して?』と言いたくなる。

しかし、時代は移る。
「若者言葉」や、「若者」の意味合いは時が立つごとに変わっていくだろう。
だから、この単語に存在意義がないわけではない。時代を表す単語になるだろう。ときに憎まれ、ときに親しまれ、ときに差別され、ときに肯定されるだろう。
そう思うと、この単語はある意味深い。

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pnatu³「非随筆随筆を書いている人」
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