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就活の空気感

私は最近、V6のFeel your breezeを息をするように聞いています。2000年代前半のV6は明るくて爽やかで、かっこよくて最高です。

なぜ今さらそんな昔の曲を聞いているかというと、就活を通して自分の過去を振り返った時に私の脳の2000年代前半の棚からV6が引き出されたからであります。

私は現在、大学3年生で、いわゆる就活を多くの人がし始める時期です。私もその例に漏れず、エントリーシートを書いたり、Webテストの勉強をしたりしています。その流れで、自己分析的なことをしている中で、V6が懐かしくなり、ごくせんのEDだったFeel your breezeをずっと聞いているのです。

しかしながら、私は就活というものを絶対的で、大学生活の他の何よりも優位性があるとは考えていません。その一方で、とりあえず就活をしてみることを一般の大学生には勧めたいと思います。

私はinteeという就活コミュニティに所属しており、本記事ではそのサービスのことや就活をはじめて少し経った私の考えについて述べていく所存であります。

inteeとは

inteeは就活対策講座や企業紹介、就活生同士のコミュニティなどを提供している、就活サービスである。そして、その1つにゼミ活動があり、利用当初はゼミでの活動が主である。ゼミでは、課題図書を読んでお互いにそこで得たことを話し合ったり、現状を共有しあったりしている。していることは大学のゼミと似ているため、こういうコミュニティに入ったことのない人でも気後せずに参加できるのではないだろうか。

自分がこのサービスを利用して良かった点は、定期的にゼミが開かれるから、自分は今就活生であるという意識を持つようになったことと、周りの就活生の意見や現状を聞くことができることである。

今は大学に行くことがないから、人と会うことも少ないため、周りの人間が何をしているのか把握しづらかった。そこで、ゼミで同じグループになった人の話を聞いて、他人の動向を知ることができたり、情報を共有できたりしたことは、情報を得づらい現状を解決する要素であったと思う。それに加え、定期的にゼミで交流するから、就活をしているという意識を一時的にではなく、継続して持てたことはよかったことだと思う。

自分のことについて考えてみる

そして、私は自分がどういう人間で、どういう仕事をしたいのか知るために、自己分析をしてみた。そうすることで、自分について忘れていたことを思い出せたり、深く考えてみないと気づかない自分の一面に気付けたりすることができた。

そして、私は自己分析をする中で浮かび上がってきた命題であり、自分に対しても、世の就活生に対しても言いたいことがある。「あなたが入りたいと言っている企業は自分の内的な要素から導き出された能動的な意志に基づき設定されたものであるのか。」ということである。

つまり、社会的地位に対する憧れや世間の一般論だけを気にして、今後の人生を決めようとしていないかということだ。例えば、昨今の就活生の人気の業界として、投資銀行やコンサルなどが挙げられるだろう。しかしながら、そこを志望している人のどれだけが、その仕事を理解し、企業そのものへの憧れがあるのだろうか。加えて、そこにどれだけ自分のやりたいと思う要素をあてがうことができているのだろうか。

我々は偏差値至上主義の教育をこれまで受けてきており、これが大学だけでなく企業選びにおいても適応されているのだろう。そして、問題なのはその価値観を自分の本来的な動機にまで当てはめて自己暗示をかけて自分の真の動機を誤魔化してしまうことではないだろうか。例えば、本来的にその人は農業をしたいのに、金を稼ぐことができて、人気の企業に入ることにより、自分の社会的地位を高められるという単純な承認欲求を自分の真の動機とすり替えてしまうようなことは多くの人に見受けられることではないだろうか。それでいい人はいいんだろうし、口では嫌だという人は自分がそうなっていないか吟味すべきだと思う。

就活をしてみた所感

三年になるまで就活や将来について真面目に考えることがなかったが、inteeで活動をしたり、インターンの面接を受けたりしていく中で、自分のことやこれからしたいことなどについて考えるようになった。私のように就活をしていなかった人や、働くなんてクソだと思っている人もとりあえず一度、就活を通して自分のことについて働くという観点から分析してみてはいかがだろうか。その際にはぜひ、inteeを利用してみて欲しい。

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