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たんぱく質の必要性

前回は、たんぱく質の性質やたんぱく質をお食事から摂るときのポイントなどをお伝えいたしました。
今回はたんぱく質を摂った方がよい方や、摂取ポイントをさらに詳しくお話しします。

運動しないからたんぱく質は少しでも良い?

たんぱく質を補給するための代表的な商品に「プロテイン」があります。
プロテインは昔から筋トレのお供というイメージやアスリートの方が愛用するというイメージがありますが、最近では高齢者の方への需要が知られるようになりました。

年齢とともに食事の摂取量が減少したり、老化や疾患で食事制限を余儀なくされたりといった理由から、たんぱく質も不足になりがちな上に、運動量の減少と筋肉量の低下も見られるために必要という認識が広まりつつあるのです。
さらに、筋肉の約80%は水分ですが、残りの20%のうちの80%がたんぱく質です。つまり筋肉の中でもたんぱく質の割合はとても高いということがわかりますね。


たんぱく質はこんな人にもおすすめ

また、男性が愛用するイメージの強いプロテインですが、美肌やヘアケア、美しいカラダ作りといった女性が心掛けたいことにも良質なプロテインは重要なのです。

その他、食事が不規則になりがちなビジネスマン栄養バランスが偏りがちな一人暮らしの方育ち盛りのお子様など、あらゆる年代の様々なライフスタイルの方にとって、重要かつ不足させたくない栄養素です。

男女でジムにいるシーン


身体のどこにたんぱく質があるのか?

例えば、お肌の土台となるコラーゲンや髪の土台となる細胞の骨組みを構成するケラチンもたんぱく質です。                   他にもたんぱく質は、骨(軟骨細胞の原料)、内臓、酵素、ホルモン、血液など身体を構成する様々な部分の材料になっています。

また、たんぱく質はアミノ酸に分解されてから吸収され肝臓から各組織へと送られて身体のたんぱく質へと再合成されるという特徴があります。
このように、合成と分解を繰り返し、一度摂ったらしばらく身体の中に貯蔵されるということではない為に常に食べ物から補給してあげる必要があるのです。


たんぱく質が不足すると

たんぱく質は、不足すると見た目でわかりやすい所なら髪のパサつき、爪や肌のツヤが無くなってきます。そして身体を構成しているたんぱく質の分解が進み、その不足分を補うために、体力や免疫力が低下します。
さらに血管が弱くなり、脳卒中のリスクも高くなってしまいます。子どもなら成長障害を起こしやすくなってしまうのです。


たんぱく質をとるタイミング

ここまでお読みになって、早速プロテインを摂らなくては!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも大きな袋のプロテインを買って、美味しくなくて途中でギブアップしてしまうかもしれないからやっぱり購入はやめようかな・・・という方やプロテインバーなら美味しく食べられると思って買ってみたけど、結局たまにしか食べなくて習慣にはならなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方は、スープやカフェオレ、ミルクティといった味のおいしいプロテイン粉末を利用すると毎日続けられるかもしれません。お湯で溶かすだけでなく、牛乳や豆乳で作っても良いですし、好きな具をトッピングして召し上がる方法もおすすめです。

スープで癒されるお姉さん


一緒に摂りたい栄養素

たんぱく質は、それだけでも需要な働きがありますが、これらの栄養素と一緒に摂るとさらにお互いの働きを高めてくれるのでおすすめです。

一緒摂るとお勧め食材

・ヘム鉄                              赤血球を構成して酸素を運ぶ働きがあるヘモグロビンや筋肉中で酸素をストックしてくれるミオグロビンも鉄とたんぱく質が結合した構造を持ちます。

・カルシウム                            たんぱく質が大部分を占める筋肉の働きをサポートしたり筋肉の収縮や神経の働きをサポートしたりしてくれます。

・ビタミンC                                  たんぱく質から構成されるコラーゲンの合成を助けて弾力のあるお肌作りをサポートします。

これらの栄養素をたんぱく質と一緒に摂ることで、より健康的な毎日が過ごせることが期待できます。

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