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胃腸ケアで元気を取り戻そう!

なんだか最近胃腸の調子が悪いな、なんてことはありませんか?     今回は胃腸の健康についてお届けします。


なぜ胃腸の不調が起こるの?

なんだか胃が痛い、胸やけがする、それはどのような時でしょうか?ストレスをかかえていたり、生活が不規則だったりしていませんか?なぜ胃腸の不調が起こってしまうのでしょうか?

①ストレス
ストレスや不規則な生活で自律神経が乱れると、胃酸のコントロールがうまくいかなくなり、出すぎた胃酸が胃粘膜を攻撃して胃の痛みにつながります。

また、自律神経の乱れから「蠕動(ぜんどう)運動」(胃腸の内容物を送り出す動き)が乱れることで、胃の食べ物が腸に送られずに胃もたれの原因となったり、逆に腸の動きが早くなり下痢の原因となったりします。ストレスで大腸の動きが低下し、便秘につながることもあります。

②暴飲暴食
当たり前ですが飲み過ぎ、食べ過ぎ、脂っこいものや生ものなどの消化に悪いものを多く食べた際も、胃に負担がかかり、胃もたれなどの原因になります。

消化にかかる時間は食べ物によって大きく異なります。おかゆでは2時間かかりませんが、ステーキですと4時間、なんとバターですと12時間もかかります。
消化に時間のかかるものを摂るほど、胃もたれやしやすくなります。

栄養表

参照:食と健康のホントが見える栄養学


③刺激物や嗜好品
辛い料理や、アルコール、コーヒーの摂りすぎは胃粘膜を刺激してしまいます。喫煙も血流が悪くなり、胃の防御機能が弱まってしまいます。

④加齢や妊娠による蠕動(ぜんどう)運動の低下
胃から腸に食べ物を送りだす「蠕動(ぜんどう)運動」の力は加齢とともに低下します。昔はこれだけ食べても胃もたれしなかったのにと寂しく思うことはありませんか?胃もたれを感じたら、脂っこいものは少し控えるといいですね。
また、妊娠によって子宮が大きくなり、胃が圧迫されることで蠕動(ぜんどう)運動が低下し、胃もたれを感じやすくなることがあります。蠕動(ぜんどう)運動の低下で便秘も起こりやすくなります。

⑤ピロリ菌
ピロリ菌は胃粘膜を傷つけ、痛みの原因になります。胃がんの原因になるとも言われているので、気になる方は検査を受けましょう。


胃腸の調子を良くするには?

①生活習慣の見直し
夜遅くまで起きていて、夜食を食べたりしていませんか?寝る前の飲食は胃腸の負担になり、翌朝の胃もたれなどにつながります。また、睡眠の質が低下してしまう可能性もあります。
寝る3時間前までに、脂っこいものは控えて夕食を摂るといいですね。
どうしても夕食が遅くなってしまう場合は、夕方におにぎりなどの軽食を摂り、遅い時間に食べる量は少量にしましょう。

②暴飲暴食に注意
よく噛まずに早食いになっていませんか?しっかりと噛むことで消化酵素を含む唾液が分泌され、消化を助けます。1口30回噛むことを目標に、よく噛むように心がけましょう。
また、脂っこいものやアルコールの摂りすぎは胃腸の負担になります。年齢とともに消化能力は低下するので、胃腸の不調を感じたら控えるようにしましょう。冷たいものの摂りすぎにも注意です。

③リラックスを心掛ける
ストレスは胃腸の大敵です。とはいえ、ストレスをなくすことは難しいので、自分なりのストレス発散法、リラックス法を見つけるといいでしょう。
おいしいものを食べる(食べ過ぎは注意です!)、好きな音楽を聴く、アロマを焚く、スポーツ、読書、カラオケなど、自分に合うものを見つけてみましょう。

ミントティー

おすすめはハーブティーを飲むことです。レモンバームはリラックス作用があり、ストレスからくる胃痛に良いと言われています。また、吐き気やムカムカにはジンジャーティーもおすすめです。身体もぽかぽか温まるので、冷えの気になる方にも◎


胃腸の悪いときにおすすめの食材は?

①消化のよい食材
主食では、おかゆや軟らかく煮たうどんがおすすめです。たんぱく源としては、脂の少ない白身魚(タラ、鯛、かれいなど)、鶏のささみ、豆腐、半熟卵が消化に優れています。野菜・果物では軟らかく煮たカボチャや大根、かぶ、リンゴ、バナナなどがおすすめです。
また、キャベツには胃に良いとされる「ビタミンU」が含まれています。

②アーティチョーク
西洋野菜であるアーティチョークは消化不良や
食欲不振に良いハーブとしても知られています。
ヨーロッパでは定番の野菜として食べられていますが、
最近は日本のスーパーでも見かけるようになりました。
ほのかな苦みがありますが、蒸すとほくほくと甘くなります。

アーティチョーク

③ヨーグルト・乳酸菌
腸活の定番、ヨーグルト&乳酸菌ですが、胃に良い乳酸菌も発見されています。ピロリ菌が気になる方は、抗ピロリ作用のあるヨーグルトや乳酸菌を試してみてはいかがでしょうか。



胃腸の調子を取り戻して、これからも元気に過ごしたいですね。

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