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ロリコン

 俺、実は女子高生と付き合ってるんだと同僚の笹鎌がいった。僕は何言ってやがるんだ、笹かまみたいな顔しやがって!と冗談半分にこづいてやったが、やつはクソ真面目な表情でこう言ったのだ。「おい、冗談なんか言ってねえぜ!俺は本気で筋子と付き合ってるんだから。彼女高校卒業したら俺と結婚したいとか言って両親まで紹介してきたんだよ。まるで結納だぜ!でも自分でも年貢の納どきだと思う。俺やっと一生添い遂げられる人を見つけたんだよ。だけど、だけどそれが女子高生だなんて流石に思わなかったぜ!うん?どした?なんかすげえ不機嫌そうな顔してるけど。お前まさか会社にちくる気じゃねえだろうな!」
「するわけねぇだろうが!そんな暇なこと誰がするんだよ!」
「じゃあなんでそんなに怒ってるんだよ!ロリコンのお前だったら俺と彼女を祝福してくれると思って話したのに!」
「うるせえ!女子高生だって!ふざけんなそんな熟女抱いて何が楽しいんだ!俺は本気でロリコン道を極めてやる!」
「やめろ!お前まさか一桁まで行く気じゃねえだろうな!そりゃロリコンじゃなくてペドだぞ!ペドフェリアだぞ!」
「安心しろ。俺はその先を行くだけだ」

 翌日僕は彼女を同僚に会わせることにした。彼女を見たら同僚も僕を見直して謝ってくるはず。まさかお前がそこまで行ってしまったとはと感嘆の眼差しを投げるだろう。同僚がやってきた。僕は彼女を同僚に紹介した。ほら見ろよ。彼女はあまりにもつきぬけてるだろ?同僚は目をパチクリさせてキョロキョロあたりを見回して僕に聞いてきた。

「なんだその猿。お前ふざけてんのか?」
「バカヤロ!この娘を猿扱いするな!この娘は最近人間になったルーシーちゃんだぞ!今年で18歳だけど人間になったのは昨日だからお前の女子高生よりずっと若いんだ!どうだ?羨ましいだろ!」
「すごいなお前。ちなみにその猿とまともにコミュニケーション取れるのか?」
「取れるに決まってるだろ!いいか?今からルーシーにキスしてやるからその目を剥いて見ていろ!……ルーシーちゃん!ん〜!」
「ウキャキャキャ!」
「やめろルーシーちゃん!僕は君の恋人じゃないか!引っ掻くな!噛み付くな!人を食べようとするな!」



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