ゆる〜く長く仕事を続けたい。
ウチの父は
新卒で入社し
定年まで同じ会社に
40年以上も勤め続けた
一昔前までの
典型的な会社員だった。
好きじゃなかった仕事を
家族のために
ずっと無理をして
続けてくれた。
だから
定年が来た時
まだまだ働こうと思えば
働けたはずだけれど
「迷いゼロ」「未練ゼロ」で
綺麗さっぱり退職した。
そして
待ちに待ってた
定年生活1年目では
まずは自分のために
こういう巨大な
リクライニングチェア
を買って
それをテレビの前に置いて
そこで1日中テレビを
観て過ごしてた。
そんな父を見て
当時の私は
「定年にはなったけど
まだ若いのに
ゾンビみたいに
毎日を過ごすわけ〜?」
なんて思ってたけど
今ならわかるよ〜。
そのぐらい父は
私たちのために
ずっと頑張り続けて
くれたんだって。
定年2年目からも
仕事に捧げてきた時間が
ポッカリ空いて
新しい生活のリズムを
つくるのに
時間がかかってた。
父のリズムが崩れて
専業主婦として
自由気ままな時間を
楽しんでいた
母のリズムも崩れていた。
1日中父が家にいて
「お昼は何?」
なんて聞かれたり
母が外出する時には
「何時に帰ってくるの?」
とか聞かれたりするのが
嫌だって言ってた。
とはいえ
戦後に生まれて
経済が右上がりに
成長し続けて
バブル時代も楽しんだし
突然クビになるような
心配もなく
経済的に比較的安定した
生活が過ごせたし
今も年金をもらいながら
それなりの生活が
できているから
就職氷河世代に育った
私から見ると
それも幸せだよね〜
って思ったりする。
父の時代に主流だった
終身雇用とか年功序列とかは
なくなってきている。
元々「終身雇用」は
経済の成長を前提とした
人事制度だから
今の低迷してる
日本の経済状況では
企業側にとっても
続けるのが困難だし
「年功序列」によって
能力や成果を
正当に評価できないのも
今の価値観と合わない。
実際に正社員が定年まで
同じ会社で働く割合は
年々低下してるみたい。
前の記事で言ったけど
今現在での
私の理想は
「ゆる〜く生涯現役」。
もちろん
人生何が起こるか
わからないし
私の考えや価値観も
変わるかもしれない。
でもやり方とかは
変わっても
仕事を続けたいって
今のところは思ってる。
生涯を通して
打ちこめるモノがあると
生きがいになるし
仕事をしてると
自分も磨かれるし
少しだけでも
人に喜ばれたり
社会貢献にもなるし
金銭的にも
生活の助けになるはず。
〜〜
人生の後半期では
「結晶的知能」に
重きをおけば
自分の能力を活かして
働き続けられるみたい。
「結晶的知能」とは
人間の知能を
大きく分けたウチの1つ。
「言語能力」、「理解力」、
「洞察力」、「内省力」、
「創造力」、「自制力」などが
含まれる総合的な知能。
それに対する
もう1つの知能は
「流動的知能」。
「法則を発見する能力」とか
「情報処理能力」みたいな
瞬発力が必要な知能。
この2つの知能は
心理学者レイモンド・キャテルが
1960年代に定義したの。
流動的知能は
思春期をピークにして
歳をとると共に
直線的に低下する。
やっぱ歳とったら
知能も落ちるのは
しょうがないかも
って思ってるでしょ?
でもね〜
ビックリすることを
教えてあげる。
結晶的知能の方は
ずっと学習していけるから
60歳頃まで上昇して
その後もほとんど
低下しないんだって。
数学者、発明家、
アスリートなど
ひらめきや判断力の速さなど
流動的知能が必要な職業は
歳をとるとスキルが落ちるかも。
結晶的知能を
より使う代表的な職業なら
その点、大丈夫。
「教師」もこっちの知能を
より使う職業の1つみたい。
やった〜!
長くできそうだね。
ここで言ったことは
この本に書いてあったよ。
この写真は
現在92歳で
現役の総務課長をしていて
ギネス記録にものった
玉置泰子さん。
「仕事は生活のリズムの一つ。
私に定年はありません」とか
「誰かの役に立ちたい気持ちを
原動力にしています」とか
「休むことも仕事」
なんて言ってる。
心に沁みるね〜。
本も出してるよ。
彼女には
毎朝5時半に起きて
30分ほどヨガをする
習慣があるらしい。
ヨガのパワー、
すごいじゃん。
〜〜
今日もまた
英語タイム。
言語力は
結晶的知能だから
いつまでも伸びるから
ちょっとずつ学んでいこうね!
「結晶的知能」は英語の
「Crystallized Intelligence」
を日本語訳したもの。
「Crystal」だから
「結晶」にしたんだね。
「結晶」は「結晶」でも
文脈によって
使う単語は変わるんだよ。
例えば
「Fruit of〜」とか
「Result of〜」は
「何かを積み重ねた結果」。
だから
「努力の結晶」は
「Fruit of labor」とか
「Result of the hard work」だよ。
「雪の結晶」は
「Snowflake」だね。
さて「流動的知能」
の英語版は何でしょう?
はい、答えは
「Fluid Intelligence」。
お借りした
ヘッダー画像にも
Crystalがあったね。
黄色の方が
11月の誕生石の
「Topaz(トパーズ)」
または「Citron(シトロン)」。
紫の方が
2月の誕生石の
「Amethyst(アメジスト)」。
ほとんど日本語と同じだよね!
それからね〜
ウチの父が座ってた
リクライニングチェアを
英語では「Armchair」とか
「La-Z-Boy」
なんて言ったりする。
そしてなぜか
それに車輪とかをつけて
座ったまま動こうとする。
(引用は画像リンクに)
「La-Z-Boy」の名の通り
怠けるのが好きな人達
みたいだね。