AIに負けないために英語を学ぼう! パート1
「今から10年から20年後には、今ある職業の47%がAIなどのテクノロジーに奪われる」という予測を聞いたことがあると思います。これは、オックスフォード大学でAIの研究をしているマイケル・オズボーン博士の研究結果からでたデータを元にした科学的データを元にした予測です。
日本でも、2019年にビジネス書大賞をとった新井紀子さんの「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」で、AIは、東大の入学試験には合格はできる力はないけれど、すでに「MARCH」と呼ばれる5つの大学(明治.青山.立教.中央.法政)の入試には合格できるほどの知性を持っていると記述されています。
AIによって、たくさんの職業がなくなるのは、止むを得ない事実となってきています。安全で洗練された自動運転の技術は、イーロン・マスクが率いるテスラによって、すでに市場に出回っており、運転手としての職業は、いずれコンピューターにとって変わっていくはずです。
コンビニや小売店などのお金を受け取るレジも自動でできるものが増えているので、そういった職業もなくなっていくでしょう。やはり、「スピード」「正確さ」「莫大な記憶量」において、人間よりもコンピューターに軍配が上がるのは確かだからです。
「今ある半分ぐらいの私たちの職業がなくなる」というデータだけを聞くと、パニックになってしまっていまいがちですが、それをネガティブに考えるか、ポジティブに考えるかは自分たち次第だと思います。
実際、この衝撃なデータだけに意識が集中してしまって、オズボーン博士が研究の結末に言ったことはあまり知られていません。私は、その博士の結末の意見の方に心が動かされました。その言葉はこういうものです。
「AIが進化する未来は、人類にとっては歓迎すべきことです。機械にできる仕事は機械に任せて、より高次元でクリエイティブなことに人間は集中できるんです。」
博士のようにポジティブな未来を描いて、「高次元でクリエイティブなことをしていきたい。そして、そのために準備をしたりスキルをつけていこう」と考えるか、「自分はきっと失業するから、今何をしてもしょうがない」と絶望するかの選択は私たち次第ですもんね。
AIが得意なのは、すでに暗記・記憶されている事実を元にして、答えを導き出すことです。科目で言うと、すでにインプットされた莫大なデータを使って答えを出すような数学や歴史・地理などは得意だそうです。一方、曖昧な文脈や意味を理解して、その理解を深く説明したりアウトプットすることを求められる国語や英語は苦手だそうです。
AIが東大の入試問題を合格できるほどの力がなかったのは、東大の入試には、ただ暗記したことをテストするのではなく、自分の考えをまとめて説明したり、理論を組み合わせて証明する問題が多いからなのです。
このブログは、ちょっと長くなりそうなので2つに分けたいと思います。パート2では、AIがもたらす変化に対して、どうやって、それに負けないスキルを身につけていくか、またどうして英語を学ぶことがそういったスキルに役立つのかについて説明していきたいと思います。
他の人に喜びを与えるアナタは、きっともっともっと与えられるはずだわん💕