私の大切なあなたへ
ずっと私を
愛してくれてありがとう。
仕事とか世間体とか
見える結果を追うことに
まっしぐらだった私は
あなたへ費やす時間や労力は
ほとんど皆無だったね。
その上
家事や育児をしたり
家庭を陰で支えたりして
あなたを安心させるのも
下手だった。
料理すれば
家をあやうく
燃やしそうになるし
不味すぎて
頑張っても喉を通らない
食べ物をつくることばかり。
掃除すれば
ケガをしたり
何かを壊し続けてきた。
それでも無理して
家事や育児を頑張って
疲れ果てた私に
「無理しなくて良いんだよ」
と優しく諭してくれてたね。
何か嫌なことがあったら
私はいつも逃げて
あなたをサポートせずに
自分の安全確保をしてきた。
結局最後はいつも
あなたが1人で抱えて
1人で解決してきたね。
誕生日や記念日にも
気の利いたことも
全然してこなかった。
愛情のこもった言葉も
素直に言えなかったし
態度でも見せてこなかった。
それどころか
「どうして私の思い通りに
してくれないの!」と
ふてくされてばかり。
感謝のかけらもなく
いつもあなたと
言い争ったり
戦ったりしてきた。
どう甘くみても
妻としては
失格だったよね。
それでも
あなたはいつも
私の側にいてくれて
私のことを
大切に思ってくれていた。
ずっと支えてくれていた。
この25年間
色んなことがあったよね。
どんな時も
あなたはブレずに
家族を1番大切にして
精一杯尽くしてくれてきた。
私が今こうやって
自分の好きなことをして
幸せに暮らしてるのは
あなたのおかげ。
外国人として
日本に住んでいくには
大変なことも多いはず。
それでも
私のことを思って
一緒にいてくれてありがとう。
あなたは私の
最高で最強のパートナー。
これからはもっともっと
あなたを大切にしていくよ。
楽しい時や
嬉しい時に
幸せを分かち合うのは
もちろんだけど
大変な時や
困っている時にこそ
あなたの側にいて
支えてあげるから
頼りにしてね。
そんな新たな思いを
誓いたい気分で迎えた
25年目の結婚記念日。
突然、降りてきた直感に従って
25年前に着なかった
ウェディングドレスで
一緒に写真を撮って欲しい
と頼んだ私。
あなたは躊躇もせず
「私がそうしたいなら
もちろんいいよ」
って言ってくれた。
これまで25年間
ありがとう。
そしてこれからも
よろしく。
あなたを愛してます。