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本ってどうやって読むの?読書が100倍楽しくなる「映像化読書法」とは?

「読書」

    あなたはこの言葉を見て何を思うだろか。

「マンガとか映画とかドラマとかは好きなんだけどね……」
「本は嫌いだな。国語が一番嫌いだったんだから」
「文字を読むとクラクラしちゃう」
「読んだってすぐに内容を忘れちゃうしなぁ」

    子どもの頃の僕はこんなことを思ってました。それが今や月に3、4冊は読むようになりました。
(読書好きな人からしたら少ないだろうけど……)

    なぜそんな僕が本を読むのに苦痛を感じなくなったのか?それは読書が100倍楽しくなる「映像化読書法」で本を読めるようになったからです。

「映像化読書法」って何?

    「映像化する読書の仕方って何だ?そんなことできるのって脚本家とか映画監督みたいな人でしょ?」って思いましたか?

    その解釈は間違ってはいません。していることは似ていると思います。(そういう仕事をしている人に怒られるかな?)
じゃあ何をするのか。することはただ一つ。「小説の登場人物に自分の好きな芸能人をキャスティングする」ことです。

    ここでは僕の好きな本の一つ。東野圭吾著「クスノキの番人」でやってみます。よかったらぜひ読んでみてください。

    登場人物は20人弱です。中でも物語の主軸となる5人に「キャスティング」してみます。

・直井玲斗=平野紫耀
・佐治優美=齋藤飛鳥
・佐治寿明=濱津隆之
・柳澤千舟=片平なぎさ
・大場壮貴=伊藤健太郎

    内容を知らなくても、これだけは分かるでしょう。「役者贅沢すぎない?」って。そうです。これが映画やドラマとは大きく違っていて、本を楽しめる大きな要因なのです。その大きな要因とは、自由で豪華なキャストで物語を進めることができる、ということです。
    実際にこのキャストで映画化するのは難しいでしょうし、人によって異なる理想のキャストがあるので、批判されることでしょう。

    しかし、自分だけで楽しむのだから、自由にキャストを選んで満足度100%です。(上手くキャスト選びできないと満足度は下がりますが。)さらに、読んだ本の内容がずっと頭の中に残り続ける、というメリットもあるんですよ。

「映像化読書法」の難しさ

    誰に演じさせてもいいのがこの読書法の大きな特徴です。しかし人によっては難しいと感じることでしょう。
なぜなら、人によっては2つの問題を抱えてしまうからです。

1. キャスティングできる芸能人の引き出しが少ない。  
  (配役困難性
2. 頭の中で俳優がうまく演じてくれない。風景が
    思い浮かばない。(想像困難性

    1に関しては、好きなアイドルグループを持っている人、よくドラマや映画などを観ている人など、どんな芸能人が活躍しているのか知っている人は克服できます。できるだけ多くの芸能人に興味を持ってみると引き出せる数が増えます。そして、満足度が向上していくはずです。

    2に関しては、これは何度もやってみるしかないです。まずは「すでに映像化されている作品」を観てから「原作小説」を読んでみましょう。キャスティングは映像作品と同じでやってみることです。そうすればどんな物語なのか、どんな風景なのか、どんな感情なのかが想像できるようになります。
    また慣れてきたら、小説を読んでから映像化作品を観てみることをオススメします。そうするとうまく想像できなかったところを埋め合わせることができます。

    ちなみにぼくのオススメは住野よる著『君の膵臓をたべたい』です。

最後に

    「映像化読書法」が何か理解していただけましたか?好きな俳優が主人公になって演じている作品は少ないですが、頭の中でならどんな作品でも主人公にすることができます。
    ドラマなどを観て、「この配役はおかしい!もっと適任の俳優がいるでしょ!」って文句を言うくらいなら、自分でやってみてはいかがでしょうか?むしろ読書の方が楽しくなるかもしれませんよ。

    この方法で読書をすることは、「市民教育」を受けることと同じことです。他人が何を考えていて、それがどんな行動に現れるのかを関連づけて想像する力は、きっとあなたをよい市民にしてくれます。

    それでは、最高の読書ライフを!!

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