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私とゆう運命について(宗教編)

宗教ってなんだろう。
そんなことを考える間もなく当たり前に生活をしていました。
毎日感謝してお祈りをして一日を過ごす。
そうゆう家だったから。それが当たり前。

けど初めて疑問に思ったのは小学校の予防接種でした。
なんで私だけ受けないんだろう?
なんでみんな毒の入った注射を打つのだろう?
それがとても不思議でした。
クラスでお留守番をしていたのは私だけでしたし、
兄に聞いても同じでした。

宗教をしている事自体、隠していた訳ではなかったが、
多分『はい??』と言われるのは何となく予想はできたし、
首にお守りをかけていたのも、家の鍵だと
嘘をついていました。

それが小学生の学年が上がっていく程に
「なんでみんな信者にならないんだろう?」から
「もしかしてうちの家が特殊なのか?」
に気持ちが変わってきました。
その疑問はだんだんと確信に変わり、友達の前では
絶対に宗教の話はしたらだめと自分なりに解釈していました。

変な事をしているつもりはないのに、どう考えても少数派なのです。
宗教の自由と言いますが、私は自ら宗教をしようと選択した
訳ではないので、どうしても「なんでうちだけ?」
の疑問がなかなか消えませんでした。

疑問は持ちつつも素直に宗教活動はしていました。
中学生になると、自分の為に祈るだけではなく
人の為に。誰かの幸せの為に活動しなければなりません。
街にでて知らない人に声をかけて
「あなたの幸せを祈らせてもらえませんか?」
と。。。 今考えればやばいですよね。
人見知りの私はそうゆう活動がとても苦手で、
しかも友達に見られたらどうしよう。
とヒヤヒヤしていました。

なぜ自分の幸せを祈るだけではだめなんだろう?
なぜ知らない人の幸せを祈らないとだめなんだろう?
″人の幸せが自分の幸せに返ってくるのよ″
とよく言われてましたが正直「ほんとかよ?」
と素直に受け入れられませんでした。
そもそも知らない人は十分幸せかもしれないし、
多分そうでない人には是非私達の宗教に入りませんか?
となるのでしょうけど、その勧誘が私にはとても後ろめたく、
やりたい人がやればいいやん。
勧誘されてやるもんじゃないよね。
とずっとその気持ちが消えませんでした。

私は1歳〜3歳位まで全身にアトピーが出て、それが痒くて
掻きむしっていたため、小さい時の写真は酷いもんでした。
もちろん薬は毒なので一度も病院には行っていないし
『奇跡の水』と言われる水を毎日毎日パシャパシャと
母が塗ってくれていました。
当時祖母から「毒素ができったら治る」と言われてましたが
約2年間アトピーは出るだけ出て収まっていきました。
毒素が出たから収まったのか??
ですが、その2年間はかなり過酷でしたし、
あっさりと病院に行っていれば
1ヶ月位で治ってたかもしらんよね。
と大人になって母に言った事はあります。
その『奇跡の水』も後に水道水だったとネットに書いてありましたし、
あの2年間は何だったんだろう。。と思いました。

その後、小学生の低学年から数年間
これまたひどい喘息を発症し、
運動会に出れなかったり、夜発作をおこしたり
毎日お祈りしている割には神様は私に優しくないなぁと。

熱心に信仰する祖父母や両親を見て育ってきましたが、
私自身はきっと、そこまで信じれる何か。
を持ってなかったのだと思います。
目に見えない神様だってほんとにいるのか分からないし、
手から金粉が出た!などと言われても「嘘やろ?」と
思っていたし、色んな奇跡の話を聞かされても
「へぇ〜」で終わっていた様に思います。

ただ人に感謝することや、差別や偏見が良くないこと。
争い事は憎しみを生み、憎しみが憎しみを生む。
など、人として大事な教えは私の心の根底に今でもあります。

祖母は先生とよばれる地位まで上り詰め、それなりのお金を
手にしていました。
同居してましたので、事あるごとに私達兄弟に
「お小遣いあげよ〜」とゆうお声がかかりました。
(その時のお金を貯めとけば良かったと本気で後悔してます)

そして祖母は新しくある場所に集会所を建設しました。
詳しくは分からないのですが、父の新しく初めた事業にも
祖母が関わっていて、その宗教で得たお金を出資したとか何とか。。。

お金が人を変えるといいますが、そんな感じだったのでしょうか?
私はなぜ祖母がそんなに大金を持っていたのか不思議でしたが、
その辺は聞きたくても怖くて聞けなかった。とゆうのが本音です。

その後、うちの一家は夜逃げするまでに追い込まれるのですが、
私の知ってる事と言えば父親が事業に失敗し、父の作った
億単位の借金を祖母が返していた様ですが、もちろん追いつかず
その結果、父がサラ金に手をだし家を取られた。
とゆう感じでしょうか。

宗教を何十年もやってきた結末がコレかよ。
と思うと、ほんとに神様はいないのか?
ただただ宗教で人生を狂わせてしまったのか?
私の家族は断然後者だと思います。

なにかを信じる事、信じれる事
それは宗教に限らず素敵な事ですが、
いい、悪いは関係なく私にとって宗教は
目に見えないもの。そして信じるに足りないもの。
だったのでしょう。

家族が宗教をしていなければ。
と何度も思ったことはありますが、人生にたらればはなし!



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