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若者はエンドユーザーを集めるべきではなさそう

 ボリュームゾーンが30代、40代の交流会に19歳の僕が参加してきたのですが、今までの集客の考え方が覆されました。
 この交流会に参加しようと思ったきっかけは以前オンラインのイベントに参加させていただいてそこ経由で主催の方から宣伝していただいたことでした。
 この交流会の参加者は50~60人ほどいたのですが、例にもよって僕が最年少でした。この交流会は月2回と定期で開催されているらしいのですが、主催の方曰く20歳未満の人が参加するのは久しぶりだそうです。おそらくこれがタイトルにある気づきを得るきっかけになりました。

 僕は一人で参加したのもあってか会場について受付をする際にスタッフの方々に驚かれました。「若いねー」と驚かれることにはもう慣れていたので何とも思わず交流会の空気に入ることはできました。僕一人だけ以上に年齢が下という状況は何度も経験があったのですが、以前の体験とは少し状況が異なっていたので学びを得ることができました。

以前の体験

 以前の体験としてこの交流会と同様に30代、40代がボリュームゾーンのオンラインサロンに入会していたことがあってそこでもやはりかなり珍しがられました。しかしそのオンラインサロン内では運営側の人にあまり好かれていなくて、むしろおそらく腫れ物を見るような目で見られていたと思います。(「9/21のコンテストに来てくれる人を集めないと」と躍起になって全く知らない人に片っ端からDM送ってた。計600人くらいのところで運営の方に注意された。)
その後もいろいろ運営の方々の琴線に触れてしまったらしくそのオンラインサロンからは退いたのですが、そこでの学びを生かして今回の交流会では自分の利益を前面には出さないということを徹底しました。その結果参加者や運営の方々からの目にはは顔を出してきた珍しい若人として映ったのですんなり懐の近くに入り込むことができたっぽいです。

運営の人に気にいってもらう

 若者が有利になる戦い方についてはこれまでにも考察してきました。今回もそれについて考えが深まって、若者自身で集客するのは非効率なのではないかと思いました。何も持っていない人が1を生み出すのはとても難しくて時間がかかります。お客さんも一人一人集めて仲間も一人一人集めて、と気遠くなるようなことをし続けなければいけません。
しかし若者に限ってはそれをスキップとまではいかないまでもある程度省略することができるのではないかと思いました。

それが「なにかしら確実な集客路を持っている人に気にいってもらう」です。

この方法の効率の良さは2つの点から成り立っていると思います。1つ目は単純に一人につき複数人に派生すること、2つ目はエンドユーザーよりも運営の人の方が珍しさを感じやすいことです。

1つ目に関しては言うまでもないと思うのですが、一人当たり複数人に宣伝したもらえるためこちら側は一人しか誘わなくても、その誘った一人がまた別の複数人に対して宣伝してくれる可能性があるので一人を誘うことによってその一人+複数人に対してアプローチすることができます。

ここで考察していきたいのが2つ目でエンドユーザーとそれらを取りまとめている人ではどちらの方が若者を珍しく感じるかという要素が集客力に関わってくるなと思いました。
もちろんエンドユーザーの人たちも僕のことを若くて珍しい人だという感想は持つと思うのですが、おそらく取りまとめている人の方がこの感想がより強く出てくると思います。
珍しさ・希少性=若者の数/エンドユーザーの総数
として考えていこうと思います。
運営の人たちは今までエンドユーザーのボリュームゾーンである30代、40代の人たちばかりを見てきていて割合だけでなく絶対的な接触数も多いです。それに対してエンドユーザーは運営の人たちに比べて接触数はどうしても少なくなるので若者の希少性はどうしても薄くなります。そのため同じ参加者として参加した人達は若者を見て「へー若いね」としかなりません。その一方で運営の人たちは自分たちの企画に来てくれたという嬉しさも相まって「え!?そんなに若いのに!?」という反応になることが想像できます。貴重なボリュームゾーン外のお客さんなのでその人からその層を開拓するためにもなるべくホールドしたいですしね。

これらの要素から若者はエンドユーザーよりもそれを取りまとめている人を見つけて自分の希少性、応援シロをアピールしていく、可愛がられに行くというのがより賢いのかなと思いました。これは若いという要素ではなく「普段と全然違うお客さんが自分のサービスに興味をもってきてくれたから特別視してしまう」ことに再現性があると思うので一般的にあまり若くない人でもこの方法は結使えると思います。

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