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オモニの三年熟成梅シロップ

アンニョン!
韓国の美味しい美しい日々のごはん、
「アンニョン食堂」です。

オモニが毎年仕込む保存食の一つに、
「梅シロップ」
があります。

これは、梅を糖分(砂糖や甜菜糖、蜂蜜など)に漬け込んで熟成させたもので、
日本でもよく作られています。
韓国でも梅の季節になると仕込みます。

水や炭酸で割って飲んだり、
料理に使って甘味をつけたり、生臭さを抑えたり、
お腹が痛い時はほんの少しの水を加えた濃いものをグッと飲むと殺菌、整腸してくれる薬にもなります。
カフェにも、シロップを水で割った「メシル茶」がよくあり、
とても身近な存在です。

梅シロップには身体を整えてくれる効能がたくさんある。
 クエン酸が血液をサラサラにしてくれる、
 疲労回復、
 毒消し、
 胃腸を整える、
 抗酸化作用による美容、美肌効果

甘くてさっぱり美味しいので、夏には子供がこぞって飲みたがるけれど、
美味しく飲んで身体の調子も良くなるなんて、とても嬉しい。

オモニの梅シロップは、作り方はオーソドックスだけど長期間熟成させます。
飲み始めるのは1年後くらいからですが、多めに作っておいて、3年熟成させてから使う。

先日、うちの梅シロップがなくなったので、オモニの家で3年熟成させたものをガラス瓶からペットボトルに移してもらってきました。


シロップと梅を分離する。


梅は子供たちが通るたびに手を伸ばし、齧ります。
長期間しっかり熟成したシロップはこっくりと艶があり、美しい濃い飴色をしています。
安心の材料で、手間と時間をかけて漬けた、貴重品。


6月頃になると市場やスーパーにたくさん出回る梅を買ってきて作りますが、
昨年はオモニの裏庭の梅が大豊作だったので、それを収穫して作りました。
小ぶりで果肉は少ないけれど、たくさんあったので十分な量を仕込みました。

今年は裏庭の梅の出来はイマイチなので6月中旬に市場で買ってオモニと漬け込む予定です。
漬け方の注意点、保存の仕方など教えてもらってうちでも作れるようになろう。

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