オモニのごはん「参鶏湯」
アンニョン!
韓国の美味しいもの語り、「アンニョン食堂」です。
今日は、オモニの美味しい美味しいご飯の話。
オモニはソウルから車で2時間ちょっと、
「忠清南道」の山の中に住んでいます。
長年首都圏で暮らしていましたが、田舎暮らしが老後の夢で、3年前に意を決して一人で田舎に移り住みました。
わたしたちは1ヶ月に一度ほどオモニの家に行きます。
その時必ず「何が食べたいか」とリクエストを聞いてくれるのですが、
最近の子供たちのブームは「参鶏湯」。
(ちょっと前までは熟成キムチと豚肉の煮込みだった)
普通参鶏湯は、丸鶏のお腹の中にもち米を詰めますが、
オモニは綿の袋にもち米を入れたものと鶏を、お鍋でコトコトと煮込みます。
棗や朝鮮人参、黄芪などの漢方材料も一緒に。
この、鶏スープをたっぷり吸い込んで炊き上がったもち米が美味しいんだから!
鶏のお腹に詰めるだけじゃ量が全然足りないのです。
食卓に出す時は、
まず透き通ったスープを器にたっぷりよそい、
次に綿袋で炊き上がったもち米を入れます。
鶏は食卓に出して、各自好きな部分をスープの器に入れ(わたしと息子はモモ肉、長女は胸肉、次女は手羽、夫はどこでもいいんだって)、
塩をつけながら食べる時もあれば、
今回のようにオモニが前もって肉を割いて塩とネギで和えておいてくれることもあります。
オモニの参鶏湯はいつも大鍋にたっぷり、鶏も数羽入れて煮るので、
スープがとても旨い。
そして、そのスープで炊き上がったもっちりご飯も本当に本当に美味しい。
お腹いっぱいになっても止まりません。
この日の付け合わせは、
野草の味噌風味ナムル
古漬けキムチの和え物(酸っぱいキムチを軽く洗い、ごま油とほんのり甘みをつけて和えた)
豆もやしのナムル
きゅうり、パプリカと味噌。
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