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突然ですが、入籍しました。

私を知る周りの方々からほぼ100%

「結婚願望無さそう」と27年間言われ続けてきた私ですが、令和元年11月23日、入籍することにしました。

驚くことに、自分は全く驚いていません。ああ、何かが変わったなという実感も、あまりありません。強いて言うなら、自己紹介のときに自分の新しい苗字を名乗るのに慣れていないこと、くらい。

そんな私が結婚してみて感じたことを書くので、今のパートナーと結婚を考えているけど実際結婚ってどうなの?って方にひとつの体験談として読んでもらえれば幸いです。

さて、私の場合ですが、27歳にもなると、周りの友人もちらほら結婚し始め、嫌でも結婚という人生のある意味ターニングポイントを意識せざるを得なくなり、さて私はこれからどう生きていくのだろう、と考えるようになりました。

やっぱり仕事一筋で生きていくと言っても絶対的に自分の味方であるパートナーの存在がモチベーションに繋がるし、単純に子供を産み育てることに興味もありました。結婚願望なさそうと言われつつ、結婚というもの自体に興味はありました。



そもそも結婚って何?

そもそも結婚って、もちろん形だけで言えば、婚姻届を書いて出して同じ戸籍に入る、という書類上の手続きな訳ですけど、

結婚とかなーしたことないしなーよくわからんなー変わるのかなー

と思っていた私に、既婚の友人が言ってくれた、

シンプルに、好きな人と一生一緒にいようねっていう約束、なんかいいよね

って言葉がわりとしっくり来ています。変に力を入れたり、何か重荷に思ったりせず、あなたのことが好きだから、一生一緒にいようねって。

ついでに言えば、私はそこに、一生仲良く過ごすためにお互いちゃんと向き合って努力しようね、って約束でもあるのかなと思っています。

本気でお互い人生かけて、自分のことももちろんだけど、それと同じくらいあなたを大切にしますよって約束。

それはもちろん付き合っている段階でも重要なことではあれど、結婚という契約を経ることによって、お互い覚悟しましょうね、という一生の約束。


結婚を決めた理由

で、結婚願望は別になかった私が結婚を決めた理由は、3つあります。

1つ目は、この人のこときちんと大切にしたいなあと思ったからです。

そもそも知り合ってから付き合うまでの期間、紆余曲折を経て、最初は付き合うとかそういう関係にはならないだろうなと思っていた彼の存在が、関わっていくうちに自分の中で徐々に無くてはならないものになりました。たくさん優しさや気遣いをもらったから、返したいなと思ったんです。彼に対する印象は、周りとの関係を器用にこなしつつ、どこか生きづらそうだったから、それを私が何とかできないだろうか、と思ったなんて言ったらおこがましいのですが、基本的に人は支え合って助け合って生きていくものだと思うので、この人の支えになりたいなあ、と思いました。

2つ目は、この人が友人以外のパートナーに見せる表情が見たい、という相手に対する興味が生まれたからです。正直、私は別に特定の他人に対する執着心は元々強い方ではなく、来るもの拒まず去る者追わずだったので、過去の恋愛も私が冷た過ぎる、と思わせてしまって破綻するパターンばかり。それに加えて、複数の人達の感情や行動に興味があったので、恋愛関係や友人関係で1人だけに固執することはあまりありませんでした。でも、他の異性の感情とか行動を知るよりも、もっと深く今の旦那のことを知りたいなと思いました。

最終的には、ある日彼がふざけてついた大したことのない嘘がきっかけで(気になる人は直接聞いてください)、この人のことは大切にしたいし、このままの関係で疎遠になるのは寂しいなあと思っている自分に気がついたからです(かなり遅かった)。

3つ目は、自分の理想だった未来像の中にすんなりと相手が存在し得る人だったからです。

私は自営業なので、仕事柄色々な人との関わりがありますが、どの場所にも馴染めそうだな、と思ったし、一緒に仕事をすることを想像するのも容易く、実際に付き合っている期間に一緒にやった仕事はどれも楽しく、今後も一緒に仕事もプライベートも楽しめそうだなあ、と思いました。


結婚生活1週間を終えて


新婚生活なんて、1番楽しい時じゃない!というイメージもありますが、早速2日に渡って大喧嘩をしました。笑

きっかけは私の気遣いの無さが原因だと思ったので、すごく反省しています。お互いに信用し合える人間関係を構築するためには、自分が自分をどう見るかではなく、相手が自分をどう見るかになるという当たり前を、結婚したんだからこの人は私のことをわかってくれているだろう、という甘えによって疎かにしたが故の結果になったと思います。

相手の為を思って、という行動は本当にそれが相手のためになっていなければ自己満足でしかなく、こんなにやってるのにどうして分かってくれないの?という不満はただのエゴだし、そもそもやってる、という捉え方が相手に対して失礼なんだと気がつきました。私がやりたいから、自発的にやってる。それをどう捉えるかは相手次第。ということに気がつかないと、苦しくなっちゃう。すごく重要なことなのに、行動の責任を他者に押しつけることって意識しないとついやってしまう。そこからは何も生まれないのに。

一生一緒にいるであろう初めての相手のことをどう気遣い、どう頼るかは、今後とも試行錯誤しながら関係を築いていきたいと思います。


これから結婚を考える人へ


つい先日結婚したばかりの私が言えることはそんなに多くありませんが、となりにいて当たり前の環境に慣れすぎないこと、全く異なる背景を持つ他人同士だからこそ、一方的に自分の意見を押しつけるだけではなく歩み寄っていく必要があること、それが苦にならない相手であること、が重要なのかなあと思っています。

あと、個人的に結婚指輪ってなんだか最初はくすぐったかったのに、左手の薬指に自分が一番大切な人と一緒にいるっていう約束がちゃんと形になってはまっているって、多少嫌なことがあっても頑張れる元気の源みたいな効果があってすごくいいなって思ってます。

もちろん相手の仕事の状況やお互いの家庭の環境など、自分以外の要因で結婚を悩むことはあるかもしれませんが、大切なのは今どうであるかというよりも、結婚したあとにパートナーが最終的に自分の味方であり続けてくれるかどうか、な気がしています。多分ですけど。


ではでは、みなさん素敵な未来になりますように!




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