漫画『異国日記』に見るジェンダー・セクシュアリティ
最近、長文ガチ目のnote記事を書いていたので、気分転換にライトなやつを書こう。
というわけで、大好きな漫画『異国日記』について紹介したい!
この漫画、最初は純粋に世界観や感情の機微が丁寧に描かれているのが面白くて読んでいた。
でもでも、気づいたらなんか自分の関心があるテーマがたくさんあったのね?!と最近気づいた。
あまりに自然だったから気がつかなかったw
ジェンダーやセクシュアリティについてのトピックがたくさん散りばめられていたり、発達障害について描かれていたり、世界の問題と自分は繫がっているんだということが描かれていたり、自分とあなたのバウンダリーについて描かれていたり。
さらにその描かれ方が、さりげないけど、フラットで、丁寧でとても心地よい。
あれ?!だから面白かったのかー!なるほどー!
例えば、ネタバレにならない程度に・・・。
医学部の女子受験生への差別のこと、それに苦しむ医学部を受験したい女子高校生のこと、さらにそこに感化されて自ら行動に移そうとする男友達の姿が最後に少しだけど描かれているそのさりげないけど、丁寧な描写。
レズビアンであることに悩み、傷つき、ごまかし生きてきたけど、あることをきっかけに、親友にカムアウトする時の心象風景をともなった静かだけど芯のある描写。
シスヘテロ男性が、父親との関係に長年縛られつづける生きづらさのことが繰り返し繰り返し描かれ、本人が様々な関わりの中で癒やされたり、向き合ったり、気づいたりしていくそのプロセスの描写。
とかとか。
魅力をすべては言い表すことができませんが、なんか本当に全体的にすごくいいんだよなぁ。
たくさんの人に読んで欲しいなぁ。
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