2024年7月の近況報告(英語、研究、AI活用、会社経営)
7月も中旬ですね。早くね!?信じられません。
おかげさまでセブ島から無事に帰ってきました。留学日記の更新が滞ったのは、1ヶ月で2回も風邪を引いたうえに、2回目の風邪が咳喘息へと進化したからです。
帰国1週間前くらいからは仕事の量も増え、右往左往しているうちに留学生活が終わってしまいました。風邪以外はトラブルもなくてよかったです。
帰国後の生活はというと、相変わらず3食BASE BREADで済ませながら忙しく過ごしています。「博論の1年間で4kg太った」と嘆いてきましたが、おかげさまで5kg痩せました。当初より減っとる。
フィリピンにいる間は筋トレができなかったのですが、それでも1.5kgくらい痩せていました。気付けばあんまり食べていなかったのかもしれません。
語学学校では中国人の友達ができたのですが、私のセルフネグレクトぶりが衝撃だったのか、「本当に美味しい料理を教えるので、もっと人生に興味を持ちましょう」みたいなことを言われました。
実際に彼が連れて行ってくれた中華料理は絶品で、他の友達にも紹介して食べに行きました。食べきれないほどのお菓子ももらってしまい、好(ハオ)でした。
というわけで今日は近況報告です。いっぺんブログでまとめないと私自身がパニックになりそうです。
1ヶ月の留学で英語力は確実に伸びた
まずは気になる英語力ですが、ちゃんと伸びました。日常会話もそうですし、TOEFLのスコアにも反映されています。
留学後に受験したTOEFLはまだ結果が出ておらず、終了直後に表示される暫定スコアのみですが、とくにReadingに伸びを感じます。問題形式への慣れと、語彙が増えたことによる結果でしょう。
対するListeningはスコアが安定せず、トピックによっては「何言ってるか分からンゴwww」という感じです。もう少し練習を積んで、幅広いトピックに対応できるようにならないと厳しいですね。
SpeakingとWritingの結果はまだ分かりませんが、さすがに留学前よりは上達していると信じたいです。50万払って何の結果も得られないようなら、もう二度と英語は勉強しません(別のことに注力したほうがいいからね)。
精神的なところでいくと、英語を読むときのイヤ度が1000→800くらいになりました。依然として英語は嫌いだしできれば触れたくないのですが、後述するChatGPTの活用もあって、「まあ……英語論文……漁るか!」くらいのメンタルにはなりました。
これは語学学校の先生が、何かと褒めてくれたおかげだと思います。「Kaoruは本当にsmartでteachableだから助かるわ〜」なんて言ってもらえたおかげで、すくすくと成長できました。たとえお世辞だとしても、誰にも不利益を与えてないので、いいのです。
筋トレでもそうですが、「私はできる」といううぬぼれがないとステップアップはできません。
実際にTOEFLを受験する際には、「私は世界で一番英語がうまいが?」というメンタルで臨みました。「聴かせてやるよ――論理《ロジック》の律動《リズム》を…」ってやつです。
TOEFLを受験する人って、みんな強そうなわけですよ。ビクビクしていたら、できることもできなくなるなと。Speakingの評価基準にはDelivery(流暢さや抑揚など、聞かせようとするトークスタイル)も含まれているので、点数にも悪影響です。
そんなわけで、過信は禁物、けれど過度な謙遜も禁物だと留学を通じて学びました。あとシンプルにセブ島が大好きになったので、機会があれば旅行でも訪れたいですね。セブの人たちよ、健やかであれ……。
研究は死ぬほど忙しくなった
今年はのんびりしようかなと思っていたのですが、すべてに「いいよ〜」と答えていたら、学会発表3つ、論文1本、トーク1つを進めることになりました。なんでだよ。
半分くらいは共同研究なのですが、だからといって負担が減ることはなく、むしろ共著者のスケジュールを拘束しないようにサクサク進める必要があります。めっちゃ読んで、めっちゃ書いて、めっちゃ議論して、めっちゃコメントして、「ア〜」とか言っていたら1日が終わります。
とくに夏は学会の応募シーズンなのもあり、けっこう切羽詰まっています。1つだけ目処が立ったのでホッとしていたら、指導教員から「急だけど公聴会を9月に行います」と連絡があり、すべてが終焉《おわ》りました。
しかし、ありがたいことではあります。何度も書いているとおり、博論を出したあと、3週間ほどは「もう人生でやりたいことないかも」という気持ちでした。それを色々な方に引っ張ってもらって、忙しく過ごさせてもらっているわけなので、持つべきものは研究仲間ですね。
仕事はAI活用のR&Dを引き続き
一方で仕事も忙しくなってきています。2Qに引き続きAIまわりのR&Dに携わらせてもらって、日々いろいろなプラクティスを実施しています。
公開できる範囲でいうと、たとえばこのnoteをChatGPTでまとめる実践もそうですし、先日はプレゼン資料をChatGPTで作成する実践に取り組みました。具体的には、Markdownで書いたメモ書きをもとに、pptxファイルを生成するというものです。
これ、いかにも簡単に見えるのですが、試行錯誤に丸2日は費やしました。ダイジェスト版でお届けすると、
公開されているGPTsを使用
叩き台は作成できるが、文字がはみ出すなどスタイル面が気になる
GanmaなどSaaSを使用
生成に制限があるほか、作成後の取りまわし(ちょっと改造したいな〜)に不便があり不採用
=Pythonでの生成に切り替え===
PythonコードをGoogle Colaboratoryで動かす
フォントまわりのエラーにハマり動かない
PythonでPDFを生成
デザインがおしまいな感じで実用に耐えず
Pythonでpptxを生成
ついに成功、一生これでいくわ(今ここ)
という感じです。サラッと書きましたが、どの段階でもそれなりに「キィーッ」となりました。
意義深かったのは、プログラミングの知識が0でもVSCodeでPythonを実行し、pptxファイルを生成できたことです。
ChatGPTは何でも答えてくれるので、VSCodeをインストールしたあとの挙動はすべて質問。
みたいなことを聞きながら進め、もちろんコードも生成してもらいました。エラーが出たらベタっと貼って「これは何ですか?」と聞けばOKでした。
ここでは書けることだけ書きましたが、他にも多数のトライをしています。
おかげで、クライアントさんのAI合宿にスピーカー(講師枠)として呼んでいただくことになりました。失敗例も含めてスライドにしていたら70枚くらいになり、「意外と成果があったなあ」という感じです。
ここまで色々試していると、何をするにもまずChatGPTに聞く、という行動様式になってきます。
試しに先行研究を探してもらったら、割といい感じの文献を見つけてくれましたし、ChatGPT-4oにスクショを貼り付けて「この表をWordファイルにしといて」「HTMLにして」とかも簡単にできます。
もちろん完璧ではないですが(たとえばOCR的な使い方は、何度言っても文言を改変するので論文の抜書きには使えないと判断しました)、なんといっても即座にレスポンスが返ってくるのでトライ&エラーが楽です。今後ももろもろ試しながら、ビジネスにつなげる方法を模索していきたいものです。
会社経営は4年目に突入、売上規模は縮小
そんなわけで毎日たいへん充実しているのですが、研究が忙しくなったこととクライアントワークの諸々もあり、会社売り上げとしては全盛期の3分の1ほどになりました。
税金は前年度の実績をもとに請求されるので、そんなに儲かってないのに300〜400万くらい払う羽目になり萎えました。
最近では取引先が増えたことや、上述のAI活用が流れに乗ってきたこともあり復調傾向ですが、ここはいったん引き締めようということで、役員報酬を月額120万→80万へと引き下げました。ずっと右肩上がりでやってきたのでしょんぼりですが、潰れたわけでもなし、いつか波がめぐってくるでしょう。
会社としての野望を捨てたわけではなく、新しいビジネスをやってみたい気持ちはめちゃくちゃあります。英語も少しは勉強したので、海外と取引できたらいいな、なんて夢もあります。
が、今年で33歳になることを考えると、そろそろアカデミックな世界での就職を視野に動き出した方が良いのか?なんて迷いもあり。限られたリソースをどの賭場に突っ込むのか、判断が問われています。
考えることがあまりに多いので、最近は数秒間虚空を見つめて、意識が戻ってきたらまたパソコンを見て、の繰り返しです。怒涛の夏を乗り切ったら、1週間くらいネットサーフィンだけしていたいですね。引き続き筋トレも頑張りつつ、もろもろ成果を出していきます。
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