忘却のタレパンチャンさん

【チャンさん年中の頃】

幼稚園の遠足の日、帰りのバスから降りてきたチャンさん。

体操服のズボンから、見慣れぬパンツがはみ出すどころか、垂れ下がっている。

ズボンの股ぐらにかろうじて引っかかっているだけで、もはや無意味とも思えるパンツの存在（笑）

「どうしたの…？」と尋ねてみると、『えんそくのまえに、ようちえんで、すっころんだ…』とのこと。

しかし先生によると、遠足で（本当に小さな）小川に転落し、右半身真っ黒になったらしい。

着替えさせたら、また元気に遊んでいたとのこと。

右半身ドロドロになったって、結構インパクトのある出来事だと思うけど、遠足の楽しさで吹っ飛んだのかい…？！

幼稚園児、というかチャンさんの記憶力、恐るべし！！

まぁ、楽しい記憶が勝ったのなら、いいよね（笑）

感謝の意を表し、ウエストがゆるゆるになったパンツのゴムを新しくして、園にお返しした。

可愛かったな、タレパンチャンさん！

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