半歩先を行くだけで十分
peingという質問箱を設置してから、多くの質問をいただくようになった。
僕なりに頭を絞って回答させていただいている。
どこまで質問者さんの力になれているかはレスポンスがないので不明な部分が多いが、これはこれでラジオみたいで面白いな、と感じている。
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今のところ設置してちょうど1ヶ月経過したぐらいのところだが、100回以上は質問に回答している。
その中で気づいたことを書きたい。
質問は結構様々で、恋愛の悩みだったり、友人の悩み、生き方の悩みや読書などの趣味についてなどに質問回答してきた。
正直に言ってしまうと、自分が専門性があるものに答えられているとは思わない。
言うなれば「友人に相談している」ぐらいが良いところだろう。
最初はこれで良いのかな、と疑問に思っていたけれど、少し考えが変わってきている。
「友人に相談している」ぐらいがちょうど良いのではないか、と思うようになったのだ。
考えてみて欲しい。
すごく解決したい悩みがある時、行動したけれどどうしても前に進めないとなれば専門家に頼るのは当然のことだろう。
なぜならそれは切実な問題で、悩んでいる者にとっては障壁以外の何物でもないからである。
その障壁により詳しい人にアドバイスをもらいたいと思うのは至極真っ当なことだ。
しかし、一方で専門家に頼るほどではないけれど聞いてもらいたいこと、というレベルの悩みもある(最も、僕に質問してくれている質問者さん全員がライトな悩み方をしているとも限らないから、僕は僕のできる範囲で全力で回答している)。
もはや悩みで無くコミュニケーションのひとつになっているようなものもあるぐらいで、聞いてくれるだけで十分だみたいなことだってある。
だから、僕が寄せられた質問に答える事には意味があるのだと思う。
「近くの友人に相談しにくいから、何だかよくわからないけどSNSで知ってるこの人に聞いてみようかな」ぐらいの質問こそ、僕が回答する意味があるのである。
その人にとって僕は専門家のようにずっと先にいるような存在ではない。
せいぜい一歩、いや半歩先ぐらいを同じような目線で歩いているぐらいの存在なのだと思う。
何なら僕の方がいろいろ教わっている事もあるので、僕が一歩、二歩後ろを歩いている時も多い。
でも、これぐらいがちょうど良いのだ。
半歩先を歩いているから相談しやすいし、聞きやすいし、話しやすい。
そんな存在になれていれば十分である。
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