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連作短歌:ナツノカミシモ
秋の香のまじる扇風機の風が知らずにめくる夏への扉
すれ違う渡り廊下で手を振れば知らずにめくる夏への扉
すれ違う渡り廊下で手を振ればその日おそらくスカートは風
打つ波へ言葉のように揺れていたその日おそらくスカートは風
打つ波へ言葉のように揺れていたカーテンを閉め君へと落ちる
くちびるの西瓜の露を拭いとるカーテンを閉め君へと落ちる
くちびるの西瓜の露を拭いとる指を噛んだら真夏の遺影
CD短歌夏フェス2023に参加したときの歌です。
参加者が4分の持ち時間で短歌をパフォーマンスするこのフェスは、すっかり夏の終わりの風物詩。今年で7年目なのだそうで、もうSNS短歌界隈では伝統の夏祭りですよね。このような文化の絶えないSNS短歌の世界が本当に好きで、そうして今回念願かなって参加することができました。楽しかったー!
私の出番は23時で、それまで酔っ払わずに正気を保っているのがいちばんのミッションでしたが、なんとかできてよかったです。
今回は「夏の終わり」をテーマに、まずパッと思い立った歌から下の句を採って次の歌にし、今度は上の句を採って、と上下を交互させながら作りました。セルフいちごつみみたいな感じで楽しく、自分でも意外なところに着地していくのが面白かったです。作歌方法としてアリかもしれませんね。
【♪】
— 夏野ネコ (@natsuneko2000) August 26, 2023
ナツノカミシモ#CD短歌夏フェス2023 #tanka #短歌 pic.twitter.com/J09ubTDH7h
夏フェスのまとめはこちらです。みんな素敵です!
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