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大いなる自然はあなたの名前を呼ばない。「かけがえのない自分などない」という絶望と希望

人間の肩書きっていったいなんなのだろうね


所詮、脳内の共通概念でしかない

資格や免許、職業、学校、結婚によって何者かになれたような気がしてても

私はただの私でしかない

私はただの肉の塊でしかない

名前すらも自然界には存在していない

本当は名前なんてないのにみな自分には名前があると思いこんでいる

自分以外の人間がその名前を呼んでくれるから唯一無二の存在だとみなが信じている
「私は〇〇というかけがえのない存在なのだ」と。


だけど大いなる自然はあなたの名前を呼ばない


その名前は、人間の脳内にのみ存在する便利な概念にすぎない
社会生活をおくるために必要な単なる記号なのだ

残念だが、かけがえのない"個"を持った私などない

ただそこに


あるがままで


居なさいと


生きようが


死のうが


あなたの好きにしなさい


と自然は言う


原子の集まりでしかない

ただ原子の組み立て方が、違うだけ

全てをバラバラにしてしまえば

全て同じ材料で出来ている

レゴ


誰もが一度は神に投げかける質問に自然は答えてくれる

『生まれてきた意味などない』

それは絶望であり希望である

生まれてきた意味も、生きる意味もない 使命も義務も約束もない

太陽が昇り、太陽が沈むように
命が子宮の中で淡々と作られる

それは自然の摂理、
親の愛情の有無に関係なく、胎児は育つ

自然という母から材料をもらい、細胞分裂の果てに意味もなく産み落とされてしまった絶望

望んでもいないのに生まれてきてしまった絶望と悲しみ

それと、共に、使命も義務も約束もないという自由


だから

あなたの好きなように生きればいい

生きることに意味などないのだから


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