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京都から東京へ帰る日。ちっとも帰りたくない

今日は東京に帰る日。1カ月近くふらふらしていたらおうちが恋しくなるかなとか、そろそろ帰りたいと思うかなとか、そんな気持ちになるのではと想像していた。ところが驚くほどそんな気持ちにならない。ぜんぜん帰りたくない。

関西に行ったら聴くミルクボーイのラジオも4週目。連続で聴けて流れがわかった。

今朝は祇園で仕事。そばうどんを贔屓し、ラーメンをないがしろにする発言を続けていたらラーメン屋店主の取材が入った。そうでもない方とご縁があるのは人間も麺も同じか。

インタビュー後、ラーメンをいただく。取材をしたから気を遣っているわけではなく、とてもおいしかった。女性に向けたラーメンとのことで、あっさりさっぱりでスープまで完食。お肌ぷりぷりになりそう。

檸檬ラーメン

京都は雨。夕方にはオンライン打ち合わせもあるので、早々に帰路に着く。

家に着いたらなんだかお部屋がきれい。出かける前に片付けたのか、妹のハウスキーピングサービス効果か。

ポストには確定申告関連の書類が複数。もうそんな季節……。

そして過去のわたしが仕事をした証が届いていた。夏に作っていた就活生向けの雑誌。完成したのはうれしいけど、すぐに開く気にはならない。誤表記があったらどうしようの恐怖。

冷蔵庫ではちくわが小さくなっていた。忘れ去られたちくわ。ちょっと高いちくわだったのに惜しいことをした。

おいしいちくわ

散歩がてら夕飯を調達しに行く。ちょっとだけ久しぶりな感じがする。賑やかな飲み屋街を歩きながら、日常を楽しむ努力を怠っていたかもなとふと思う。そういえばここ最近は近所の飲み屋に繰り出すこともほとんどしていなかった。反省。

約1カ月の間に持参したジャンプーはぴったりなくなり、一生使いきれないのではと思っていたチークはバキバキに割れて役目を全うし、捨てどきを見失っていた下着も無事処分できた。

自宅のハードディスクは先週月曜日の午前中に容量がなくなり、郵便と領収書の整理は一仕事。パキラからは新しい葉っぱが伸びていた。自分の髪も伸びた。

あっという間だったけど、しっかり1カ月関西にいたんだな。

出発前、飲み友達と化した仕事仲間に「生活に飽きたからしばらく関西をうろうろする」と話したら「あなた放浪癖あるよね」と言われた。その時に初めて「これは個人の特性なのか」と思った。みんなそうだと思ってた。

オーストラリアを車で横断した時も、終わりが見えてきた頃から「この生活が終わってしまう……」とすごいさみしかった。引っ越しも好きだし、定住が向かないタイプの人間なのかもしれない。定住を試みてマンション買ったけどもう売りたい。

どちらにせよ30代住んで売るつもりだったので、ここを拠点に当面は月の半分くらいを違う場所で暮らす生活をしてみる。

とりあえず今月後半からは再び関西を中心にどこかへ行く予定。

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