2024年1月2週目の日記
2024/01/08
幼馴染からもらったブルガリア土産のドライフラワーを瓶に詰める。なんとなくおしゃれ。ブルガリアとバラにどんな関係があるのか、わたしは知らない。
教習所に行き、受付をしたらエラーになった。はてと思い確認したら、予約は明日だった。
もともと今日で予約をしていたけれど、昨日行きたくない気がしてしまって一度キャンセルし、いややっぱり行こうと思い直して再度予約を取った結果、明日で予約を取ってしまったらしい。
近年こういうミスが本当に多いなと自分に腹を立てながらダメ元で今日受けられないかスタッフの方に尋ねたところ、運良く空きがあった。本当によかったけど、こうやって何とかなっているから改善されない。
座学ではあと2分くらいで終わるというタイミングで咳き込んでしまい、そのまま吐きそうになってしまった。わたしは咳き込んで吐くことが割と普通にある。でもここでトイレに行ったら座学は無効となり、受け直さねばならない。それは困る。
結果、ゲホゲホ咳き込む合間に小さくえずきながら耐えることとなってしまった。周りの人はヒヤヒヤしたと思う。ごめんなさい。
実技のスタートは17時。日は沈み、風は冷たく、手はかじかみ、目からは涙がこぼれた。やる前からわかっていたけど、二輪の実技は冬の夜にやらない方がいい。
疲れてしまったので早めにベッドへ入るも、数時間前に発表された中島健人さんのSexy Zone卒業に関するあれこれをXで見あさった結果、早寝をし損ねてしまった。
2024/01/09
朝ごはんにおもちを食べたらやや胃が痛い。まだ本調子ではないのだろうか。
取材が流れ、あると思っていた打ち合わせは別日であることが開始時間になってわかり、なんとなく冴えない。
お昼は炊飯に失敗した炊き込みご飯を雑炊にしたものに、フリーズドライの七草を混ぜる。これだけで一気に体に良い食べ物になった気がする。
今年初のパーソナルトレーニングは、重いものを持ち上げると頭が痛くなりそうな予感があったので軽めのメニューにしてもらう。トレーナーは年明けから甘やかし続けたわたしのおしりにムチを打ちながら、「ここに来ただけでえらい」と本体のわたしのことは甘やかしてくださった。ありがたきメリハリ。
ちくわにプリッツを詰めるとおいしいと紀文の公式SNSで見たのでやってみたが、別々に食べた方がおいしかった。
2024/01/10
昨年セールで買ったチケットで福岡へ行く。目的は東京で行き損ねた冨樫義博展。今週末まで福岡で開催中なので、駆け込み参加。
帰りのチケットは未購入。当初はついでに長崎に立ち寄って昨年仲良くなったおでん屋に行くつもりだったので、いつ帰るかは気分で決めようと思っていたのだが、年始の体調不良により仕事が立て込んでしまい、しかも土曜日に教習所の卒業検定の予定を入れてしまった。
ということで大人しく1泊で帰ることにする。そうなると持ち物はパンツとちょっとした化粧品くらいなので、荷物は普段出歩く時とほぼ変わらない。飛行機に乗ってしまえば2時間足らずで現地に着くし、福岡にはもう何度も行っていることもあって、気持ち的には旅行というより近所へお出かけという感じ。日本全国ご近所計画が着々と前進している。
富樫展は原画がたくさん展示されていた。バカみたいな感想だけどものすごく絵が上手で、本当に描いているんだ……!という感動がある。
代表作である「幽遊白書」と「レベルE」と「HUNTER×HUNTER」の解説を見ながら、子どもの頃各作品に同じくらいの熱量でどっぷりハマった時期があったことに気付く。
ゲームセンターでゲットした幽遊白書の下敷きを友だちと見せ合ったり、キャラクターを模写したり、脳内で二次創作に勤しんだり。3作品ともめちゃくちゃ読んだし、それぞれのしっかりとしたオタクだった。
そう考えると富樫作品は今の自分を形成する大事なピースであり、思っていた以上に影響を受けている。少なくとも猫目のキャラクターに惹かれがちという自分の性癖には間違いなく飛影とキルアの影響がある。
展示には「影響を受けた漫画作品を一つ挙げるなら楳図かずおの漂流教室」と書いてあり、妙に納得してしまった。禍々しさとか、フィクションでありながら本当に起こり得そうなリアルさとか、特にレベルEなんかは通じるものがある。
以前楳図かずお展で買ったロンTを自宅で見るたび嬉しい気持ちになるので、今回もロンTを買う。仙水に殺された瞬間の幽助の絵がプリントされたロンT。わたしは仙水編以降の幽遊白書がとても好き。
20時過ぎまで原稿を書き、ホテル近くの飲み屋へ行く。「キングダム」の作者のサインとキャラクターがプリントされた焼酎があり、聞いたところ時々作者が来るらしい。「こじるりと再婚してからは来ていない」とのことだが、そもそもそんな出来事があったことを知らなかった。あとで検索したら、どうやらいろいろあったらしい。
途中から常連さんとお店の人の会話に混ぜていただく。キャナルシティの噴水が好きだと言ったらグランドハイアットのカフェをおすすめされた。コーヒー1杯で1000円するが、おかわり自由でテラス席から噴水がよく見え、のんびりするのにいいらしい。ナイス情報。
2024/01/11
空港の近くにある天ぷらひらお本店へ。10時半オープンなのに10時40分到着時点ですでに列ができていたが、一人なのですぐ食べることができた。
欲張った定食を選んだのだが、欲張った分がちゃんと余計だった。頑張って食べ、お腹ぱんぱん。
週末妹の家に行くことになったのでお土産を買い、帰りの飛行機で明太フランスを食べ、福岡を十分満喫した気持ち。
福岡は空港から市街地まで近いのもあり、セールで安い航空券を買っておいしいものを食べて1泊して帰る気軽なプランは結構いいかもしれない。なんなら日帰りでもいい。昨日の飲み屋の人たちも言っていたが、福岡は食べること以外に本当にやることがないので、そのくらいがちょうどいい気もする。
寝る前に幽遊白書を仙水編から読む。昨日見た原画を思い出し、「ここは修正液で線を消してたやつ……!」「原画のベタの塗りむらが単行本ではわからない……!」など、また違う楽しさ。
2024/01/12
ひたすら仕事。一歩も外に出ず、顔も洗わず、せめてきちんとした朝昼兼用ご飯を食べる。
2024/01/13
教習所の卒業検定。右折時になぜか逆走してしまい、二輪とは無関係のごく基本の交通ルールを間違えて一発アウト。約1万円を追加で支払って補講を受け、卒業検定を再チャレンジしなければならなくなってしまった。めちゃくちゃ面倒くさい。
録画してもらった「シュンマオ物語 タオタオ」を見るために妹の家へ行く。「前にごはんが茶色って言われたから」と今回は彩りを意識したらしい。福岡土産も並べたらすっかり豪華になり、パーティーの雰囲気が出た。
「シュンマオ物語」の内容はほとんど覚えていなかったけど、他のパンダと引き裂かれ人間に捉えられること、動物園に入れられること、走って逃げることなど、時折「知ってる……!」と断片的な記憶が蘇る。
全体的に物悲しい話だったと記憶していたが、改めて見たら思った以上に悲しかった。人間は最悪。もともと好きではなかったけど、もうわたしは動物園には行けない。
アニメとはいえ、あまり子ども向きではないと思うのだが、母はなぜこのアニメを幼きわたしに見せたのだろうか。
その後、久しぶりにSexy Zoneのライブ映像を見る。どハマりしていた頃は「ハロプロと違って卒業に怯えなくていいのがありがたい」などと言っていたのに、Sexy Zoneは5人から3人になってしまう。確かなことなど何もない。
その点、二次元は良い。物語が完結してさえいれば、自分が好きなキャラクターがいなくなってしまうことは決してない。富樫展に行ったことで、自分のルーツを再確認した。わたしは二次元出身のオタク。
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