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2024年1月初旬の日記

2024/01/01

母と叔母が血圧を測っていたのでわたしも測る。安定の低血圧。わたしは血圧が100を超えたことが一度もない。

昨夜「少しは気を使って手伝え」と母から叱られてしまったので、お雑煮の用意をする母を見守りキッチンカウンターのあたりでお茶を飲んでいたら「邪魔だから座ってろ」と言われてしまった。気遣いとは実に難しい。

母と叔母と妹と花札をする。天野家の年末年始といえば花札であり、子どもの頃はおばあちゃんちの2階で大人に内緒でいとこたちと1文1円で遊んでいた。かわいい思い出。

実家にあったバックパッカー用のリュックを引っ張り出して、実家からもらったあれこれを詰め込んで帰宅。録画しておいたお正月特番は全て臨時ニュースになっていた。

はっさくを食べるも、レモンくらい酸っぱい。脳が痺れる酸味。

2024/01/02

発熱。たしかにそんな予感はあった。おとなしくNetflixで「トークサバイバー2」をぼんやり見る。

雑炊を食べて寝て、起きてまた食べて寝る。これもまた食っちゃ寝の寝正月だが、めでたくも楽しくもない。

2024/01/03

平熱。風邪なんて滅多に引かなかったのに……と少し寂しい気持ちはあるけど、1日寝て平熱に戻せる回復力はまだある。

スーパーはやっていないので、冷凍しておいた鮭としめじで炊き込みごはんを作るも、米に炊きむらができてしまった。調味料を入れてから放置しすぎたことが原因と思われる。初めて炊飯に失敗してしまい、結構へこむ。笹かまぼこも焦げたし、病み上がりは何をしてもダメ。

2024/01/04

喉の痛みと咳が続く。打ち合わせで「酒やけ?」と聞かれるが、ただの風邪。酒やけでありたかった。そういえば今年まだお酒を一滴も飲んでいない。

バカリズム脚本、ブラッシュアップライフ製作陣による特番ドラマ「侵入者たちの晩餐」を見る。これもまた友情の話でよかった。テンポが良くてあっという間に見終わる。

Netflixでバカリズム脚本の「地獄の花園」も見る。バカリズムはキレてる女性が好きみたい。

ちびちび頑張って食べ続けたレモンくらい酸っぱいはっさくをようやく食べ終える。脳天にくる酸味。食べ終えてつかれた。

2024/01/05

昨夜、「まーーーー」「あーーーー」と一定のトーンで発声する自分の寝言で何度か起きた。我ながら気味が悪い。

「これじゃない……?」と謎のパンダのアニメについての情報が妹から送られてくる。絶対にこれ。長年の謎が解けた。

鍋をおかずにごはんを食べる人と話す中で、その場合うどんやラーメン、雑炊などの締めは食べるのか聞いたら「そもそも締めない」という答えで衝撃を受ける。締めないという選択肢は頭になかった。

そもそも実家では鍋の日にごはんは出なかった。高校生になって友達のおうちに泊まりに行き、そこで初めて鍋をおかずにごはんを食べるお家があることを知り、「こういう食べ方もあるのか……!」と何食わぬ顔で静かに驚いたのだが、我が家は酒飲み一家なので鍋をおかずにごはんを食べるという発想が母になかったのだと思われる。

なお、そのお家の鍋にはウインナーが入っていて、それもまたびっくりだった。大学生になってから鍋にウインナーはぜんぜん珍しいことではないらしいと知った。

2024/01/06

なんとなく頭が痛い。昨夜今年初のアルコールを摂取したせいだろうか。やはり体調が万全でないうちはやめておくべきだったか。

変に早起きしてしまったこともあり、ソファで寝て回復を試みる。体が冷え逆効果かと危ぶまれたが、多少良くなり仕事をする。年末に取材が立て込んだ結果、原稿の納期も固まってしまった。来週が山場となる見込み。

年末の親戚大集合お墓参りでいただいたチョコレートを食べる。普段あまり食べないけど、たまに食べると超おいしい。

2024/01/07

教習所でシミュレーター教習を受け、カレーパンを食べながら帰宅。夕方うちに遊びにくる幼馴染の心の友から「風邪っぴきで鼻ズルズルなんだが大丈夫?」と連絡が来たが、わたしもまた風邪の名残で咳ゲホゲホなので何の問題もない。

うちの中ではお互い妙に照れてしまい、居酒屋へ場所を変える。結局6時間しゃべり散らして解散。幼稚園から30年以上の付き合いというだけでかけがえがないのに、価値観が似ていて話が合い、今なお楽しく仲良く一緒にいられるというのは奇跡だとしみじみ思う。

20代の頃幼馴染との旅行中、未熟で見識と視野が狭く想像力が至らなかったために、偉そうに彼女に対して説教めいたことを言ってしまったことがあった。完全に私が悪く、長年反省していたのだが、今回初めて懺悔できた。

先々の予定を決めるのが苦手という共通点があることが判明し、去年の夏に「9月あたり旅行行こうよ」と盛り上がったまま話が全く進まず流れた理由がわかった。お互いフリーランスで休暇が明確に決まっていないことも拍車をかけている。先々の予定がどうなるか、今のわたしたちにはわからないのである。

アメリカの風俗ではフィニッシュまでいたるプランを「ハッピーエンド」と表現することがあるという豆知識を教わる。わたしも下ネタを話す場面でいつか使ってみたい。

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