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京都にとっての金閣寺と奈良

遠出して、山の方にある三千院へ。本当は修学旅行ぶりに金閣寺にでも行こうと思っていたのだが、昨晩の飲み屋で「金閣寺ぃ〜!?あんなとこ行ったってしゃあないわ」「せめて銀閣寺やろ」「ピカピカしてるだけやで」と、金閣寺大不評につき中止。代わりに勧められたのが三千院と蔵馬神社で、今回は前者へ。

三千院は大変苔むしていた。山々と川が風情豊か。雑草が生い茂る私の東京のお家と何が違うのだろうか。水がちょろちょろすれば私のおうちも風情が滲み出るのだろうか。

都市部に戻り、あんず豆かん食べて帰宅。わたしはあんみつが結構好き。

宿で家守に金閣寺が不人気だった話をしたら、金閣寺は別荘として建てられたものでありそもそも建築への想いがないことと、京都の財政事情がおそらく背景にあると教えてくれた。

いわく、金閣寺は宗教法人であり、拝観料に税金はかからない。つまり京都市にお金が入らず、財政難の京都は仏閣への税金徴収を検討したものの、金閣寺を筆頭に大反対をくらう。近隣の土産屋など観光客を相手にしているお店も金閣寺に従わざるを得ず、結局財源確保のために導入されたのが一泊200円の観光客を相手にした宿泊税なのだそうな。きらびやかな金箔の裏に潜む生臭い話。

夜は立ち飲み屋で常連の皆さまにお相手いただく。来週から奈良に行くと言った瞬間、「何もないやん!鹿しかおらへんで!」と一蹴。関西とは京都、大阪、兵庫を指すのだそう。

ありがたいことに明日のプランを紙に書いていただいた。ひとまずは京大近くの進々堂へ行けとのこと。

なんか関西の雰囲気があるねぇと言われた。東京生まれ東京育ち、両親も東北で関西には馴染みがないが、実は水が合うのだろうか。

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