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富山の夜は驚きがたくさん
久しぶりにベッドでうだうだ惰眠をむさぼり、朝昼兼用ごはんを食べに行く。Googleマップにブックマークされていたうどん屋さん。なぜブックマークされているのか、全く記憶にない。
たまご入りのもつ煮込みうどんを頼んだら、「たまごが崩れちゃったから」とおじさんはもう一つたまごを割り入れてくださった。食べ終えた後も「大丈夫でした?」と聞いてくださり、優しくてうれしかった。オープン前から25分並んだかいがあった。
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コンロにはたくさんの煮込みうどんが並んでいて、グツグツ吹きこぼれていて、掃除が大変そう。
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科学博物館には「土曜日はカップル無料」の看板。カップルかどうか、どうやって判断するんだろうか。まさか窓口でキスさせるわけじゃないだろうから、男女で来ていたらカップルと見なすのだろうか。そうなると友達同士でも男女ならカップル認定されるのに、同性カップルは対象外になってしまう。
いっそ窓口でキスでもさせる方が納得感がある。なかなか進展しないカップルの促進剤にもなり、それはそれで需要がありそう。
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富山城の郷土資料館を見ながら、江戸時代以前の歴史が全然わからないことを再認識する。富山城自体、戦国時代以降どのような姿だったのかなどわかっていないことが多いようで、築城当時の時代も城のこともよくわからないということがわかった。
展示されていた兜はうそみたいな形。前田家が好んだらしいが、上部を棒かなんかでぶっ飛ばしたら簡単に倒せそうな気がしてしまう。
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富山藩は家臣が多く、財政が逼迫していることから産業育成に力を入れ、その最大の成果が薬売りだったとのこと。「富山の薬売り」の背景がわかり満足。
駅には「薬の保存に適した容器としてガラスの需要があり、明治・大正時代に富山でガラス産業が発展した」とも書いてあった。一つ産業が育つと、関連して別の産業も育つ。面白い。
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富山の春にはチンドンコンクールというものがあるらしい。チンドン屋といえば「窓際のトットちゃん」。小学生の黒柳徹子はチンドン屋さんが好きで、教室から大声を出してチンドン屋さんを呼んで先生を困らせるなどし、最終的に小学校をクビになった。
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富山は「電源県、工業県」と紹介されていた。そういえばダムがある。電力が安価だったこともあり、かつてプラスチック工場がたくさんあったそうな。
なんとなく環水公園を散策し、疲れ果てた。駅前には亀仙流の道着を着たおじさんがずっと同じところに立っていた。何者なんだろう。
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飲み帰り、無料案内所のあたりで「女性も一緒に行けるおっパブあるよ」と声を変えられ、ものすごくびっくりしてしまった。初めての客引き文句。
我々は男性2人と、わたしの3人組。一緒に行けるおっパブがあるとして、一緒に行くわけはないだろうと思うのだけど、「お、いいですね!」となるケースもあるのかしら。
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3件目のバーを探すも、女の子系のお店ばかり。ようやく見つけた普通のお店らしきバーは、なんとシートチャージが2800円もする。昼間にデパ地下で見た生ほたるいか7個分のお値段。
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あまりの衝撃価格に慄き、「軽く飲むだけのつもりだったんですすいませんすいません」と謝りながらお店を出て、別のオーセンティックな雰囲気のバーに行くも、やはりチャージは2300円。はたまた平謝りしてお店を出る。
港区や高級店ならいざ知らず、そうでないバーで、しかもぼったくりバーというわけでもなさそうなお店なのに、見たことのないチャージ価格にお腹はいっぱい。3件目はもういいやと、2人に別れを告げて一人ホテルへ帰った。
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