白浜でパパ的な人のおうちごはん
安い宿を見つけたのでそちらに移動し、サブスクの宿は1日で出ることに。直前キャンセルはルール違反ではあるものの監視されているのは嫌だったのでやむを得まい。
昨晩予約をキャンセルしたあとは怖い感じのメッセージが複数来たので本当にキャンセルしてよかった。冗談抜きに血の気ひいたし酔いも覚めた。めちゃくちゃ苦手なタイプ。いい人たちに囲まれてぬくぬくと生きてきたから悪意を向けられると必要以上に落ち込んでしまう。
今朝は7時に起き、荷物をまとめ、車で待機。近隣に住む家守が来てからは仕事モードで毅然と要件だけ伝えて旅立つ。圧があるタイプの女でよかった。こういうとき舐められにくい。
昨夜は共有スペースに行くのも怖くなってお風呂を諦めたので、銭湯で朝風呂に入りスッキリ。久々にお化粧もしてシャキッとした。顔がかわいい。サービス運営会社に事の顛末をメールしてお焚き上げもしたので、これにて成仏。
新たな宿は民宿。こんな民宿らしい民宿久しぶり。オーナーさんは気さくで1時間近く立ち話に花も咲き、本当に宿を変えてよかった。
ホテル気分で泊まりに来る人への警戒心があるらしく、「おねえさんは大丈夫そうやな」と、熊野古道を1日歩いたことにより信頼いただき完璧に打ち解けた。最終的にフィリピンの女は良いという話を力説して解散。わたしはフィリピン人女性が大好き。
近隣の夕日スポットへ向かう。岸壁があると上を歩かずにいられない。わたしは東京生まれ東京育ちだが、中学にあがるまで夏休み期間は湘南の海沿いで生活していた。岸壁大好き。
人だかりがありなんぞ?と思って覗きに行くと、島の穴から夕日が見えるスポットらしい。
あいにく穴から夕日を覗き見る趣味はないので離れて静かに夕陽を眺める。
夜はパパ的な人と夕ごはん。ここでいうパパは文字通りの意味で、わたしが産まれたその日からわたしのことを知っている人。会うのは5年ぶりくらい。料理好きな人で、たくさんおもてなしいただいた。
これまでパパ的な人と会う時は両親が一緒だったから、二人で会うのは初めて。「大人になったわ……」と強烈に36歳を実感した。大人だから話せることもたくさんあってとても楽しかった。
こうしてわたしがおもてなしいただけるのは両親あってこそ。パパ的な人が作ってくれるごはんはいつもおいしくて、今回もとてもおいしかった。モリモリ食べて飲んだ。
パパ的な人はほぼ親戚みたいなものだけど、厳密には赤の他人。でもわたしが困ったら絶対に助けてくれる人。そういう存在が親族以外にいることのありがたさを噛み締める。その点で両親には本当に感謝している。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?