2022年のオブザイヤー
きちんと今年を振り返る。
うまいものオブザイヤー/おでんと日本酒
おでんと日本酒の組み合わせが最高なことに気づいてしまった。餃子はビールでもハイボールでもおいしいけど、おでんは日本酒しか考えられない。おでんつゆで日本酒を割ってもおいしいし、おでんつゆと日本酒を交互に飲むとやめ時がわからなくなる。
おでんには地域差があり、日本酒は各地に地物があるので、旅先のごはんにもふさわしい。そしておでんのタネは結構なんでもいける。一番意外性があっておいしかったのは大阪で食べたレタスのおでん。しょうがを効かせたネギ袋も好きだった。
本オブザイヤー/正欲
年明け、一気に読んでズーンとなって、あれこれ考えながら2万歩歩いた。
全体を通じてこれまで説明できなかった「多様性を認めよう」「自分らしく生きよう」への違和感の正体に気付かされたし、振り返れば自分もマイノリティへの加害者だった場面がたくさんあることに落ち込む。
自分の想像も及ばない世界があることを心に留めていないと、予期せず誰かを傷つけてしまう。
ラジオオブザイヤー/朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン
正欲に続き、朝井リョウさん。和歌山にいたときにやっていて、あまりに面白くて3回聴いた。
車での移動中に聴いていて、エリアフリーではないので1時間で放送終了してしまう放送局で聴いたのも印象的。これがうわさの地域の壁。
印象的な場所オブザイヤー/熊野と太陽の塔
ずっと行きたかった太陽の塔にようやく行けた。3人で行くはずだったのに、他2人が前日の深酒により来なかったのもいい思い出。
太陽の塔は思ったより大きくて、塔内の迫力がすごかった。ぐるぐる。
もう一つの熊野は何も知らずたまたま行ったけど、めちゃくちゃ面白かった。街全体が当たり前にスピってて、独特な場所。神倉神社が好きだった。
居酒屋オブザイヤー/京都のまあちゃんとマスターのお店
旅先でいろいろなお店に行って、それぞれ楽しかったけど、やはり京都のお店が一番よかった。マスターはご高齢だけど、できるだけ長く続いてほしい。来年も行きたい。
音楽オブザイヤー
関ジャムで2021年のベストソングにAwichのGILA GILAが選ばれていて、それをきっかけに聴き始めた。同い年のかっこいい女。
ラジオイベントで初めて知ったSHINGO★西成の白目もよかった。生き様由来の説得力。説得力のある人になりたいと思うきっかけにもなった。
出来事オブザイヤー/2月 中島健人さん取材
まさかの推しを取材。PCR検査があったので、取材前の3週間ほどほぼ誰にも会わずに過ごした。
取材は2メートル近く距離があり、しかもマイク越しだったのであまり現実感はなかった。距離があって本当によかった。
取材はあまりうまくできず落ち込んだが、後日音源を聞いたら十分撮れ高は確保できていた。上手にできなくても及第点が取れるようになったんだなと成長を実感。
一番印象的だったことは記事冒頭に書いた。中島健人さんは本当に面白くてすてきな人。
出来事オブザイヤー/5月 深夜に妹の家へ押しかける
シドニーで働いていた会社の社長が日本に来ており、3年ぶりくらいに飲んだ。すごい楽しくて、四ツ谷から電車に乗ったはずなのに、気づけば初台の路肩にいた。謎。
しかも鞄もスマホも何もない。とりあえずタクシーに乗って妹の家まで行き、寝ている妹を叩き起こす。iPhoneを探すの機能でスマホを探してもらい、1万円を借りて荷物が届けられていた交番までタクシーで向かった。
久々にやらかしたが、結局何一つ無くしていないあたりタチが悪い。またどうにかなってしまった。とりあえず妹、ありがとうございました。
出来事オブザイヤー/いとこ交流の活性化
3月に祖母が亡くなり、盛大な春の弔い祭が取り行われた。そこでおよそ3年ぶりに親戚一同が大集合し、やっぱりいとこっていいよねの機運が高まった。
小学生の頃は毎週のようにいとこと遊んでいた。その頻度は徐々に減ったけれど、それでも社会人になるまでは旅行に行くなどしていた。
最近は年に一度のお墓参りで会うくらいだったけど、祖母のお葬式を機にいとこ家族と今年は2度キャンプに行ったし、妹と2人でいとこのおうちにも遊びに行った。うれしい出来事。
出来事オブザイヤー/8月 コロナ感染で読書三昧
ついにコロナ感染。熱は1日半で治まり、元気だったのでひたすら本を読んだ。
特に「暇と退屈の倫理学」と「急に具合が悪くなる」に影響を受けた。退屈を避けるには物理的に移動するのがいいんじゃないか。もっと人と関わらなければいけないんじゃないか。そんな気づきが9月から放浪生活を始めるきっかけになった。
出来事オブザイヤー/9月 初めてのカウンセリング
10年以上思い煩っている出来事があり、さすがに長すぎるだろうと思い、初めてオンラインのカウンセリングを受けた。
過去の出来事を引きずっていたというか、とらわれていたことをようやく認められたし、何がショックだったのかも認識できた。結果、40分のカウンセリング1回でかなりスッキリ。
「何かを得るにはまず手放すこと」とよく言われるが、過去の出来事から解放されたことで、滞っていたことが流れ始めた実感がある。カウンセリングはすごい。そんな実感から企画も立てた。
出来事オブザイヤー/9月からの放浪生活
近年、とにかく日常生活に飽きていて、このままだといつか死にたくなってしまうかもしれないという危機感から放浪生活を始めた。今、めちゃくちゃ楽しいし、生きることに前向きな気持ち。本当によかった。
そして、自力で動いて人生を変えられたことに成長を感じている。20代の頃は誰かに変えてもらおうとしていた。ちゃんと自分で好転させられたことで、ようやく本当の意味で精神的に自立できたと感じている。これができたからこれからのわたしは大丈夫という自信もある。
そういう意味で、2022年は転機となった1年だった。noteもたくさん更新できたし、漠然とではなく、意識的に日々を過ごすこともできた。総じて、とても良い1年だった。
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