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沖縄で朝日を眺めていたら初老男性からモテた

6時前に起き、朝日チャレンジ。おととい飲み屋の店主と常連のおばあちゃんから朝日&夕日情報をたくさんいただいたので、満を辞して今旅初の朝日を拝みに辺戸岬へ向かう。

朝日は夕日の逆再生。飲み屋の店主が「朝日は直視できる。目に痛くない」と言っていた。たしかに直視できるし目は痛くないけどしっかりまぶしい。

朝日の反対側がきれいだった。MOTHER2にこんな色の場所があった気がするけど思い出せない。どうも旅先でMOTHER2を思い出しがちだが、今回出会った若い子たちにきっとMOTHER2は伝わらない。

夕日が沈んだ後の時間はマジックアワーだけど、朝日がのぼる前は何て言うんだろうか。

那覇から来たという独り身の初老男性と少し立ち話。いろいろ近隣情報を教わり、車の中で調べていたら「時間があったら1時間くらいドライブしない?」と再度声をかけられる。お断りしたら「美人だからお誘いしちゃった」とおじさん。

昨夜、おじさんはモテるけどおばさんはモテるイメージがないからこの先恋愛ごとはどんどんなくなる気がするという話をし、「老人ホームで恋愛沙汰がたくさん起きているらしいからいくつになっても何かあるんじゃない?」とご一緒した人から励まされたばかり。その翌日、さっそくモテた、希望の朝。

朝ごはんを食べられそうなお店が全然なく、那覇の初老男性に沖縄の人は朝ごはんを食べないのか聞いたところ、考えたことなかったけどたしかに早朝からやっているお店はほとんどないとのこと。おじさんの朝ごはんはすき家の朝定食。

漁港のせりも10時からだから、沖縄の朝は遅めなのかもしれない。気が合う。

朝ごはん

めちゃくちゃ良い天気なので宿周辺をぷらぷら。明日の東京は雪予報だそう。どんどん帰りたくなくなる。

宿付近の川で「観光客が増えるのはうれしいけど、マナーが悪い人も増えるのは困る」と飲み屋の店主が苦言をていしていたのを思い出す。なるほどゴミたくさん。大多府島でプラスチックまみれの中死んでいたいのししの姿が頭をよぎり、ポイ捨てはするまいと心に誓う。

あまりにも天気が良いので比地大滝を散歩。意外と観光客らしき人たちがいた。

滝付近の欄干の一部が曲がっていた。何がどうしてこうなったのか。

今日でレンタカーを返して最初のおうちに戻って1泊する。時間に余裕があったので寄り道しながらのんびり向かったら夕方の仕事の打ち合わせに間に合わなくなってしまった。ごめんなさい。

沖縄の車窓から

夜はすでに顔なじみとなった元気な女の子と天才エンジニア、新しい人たちで飲む。

同じサブスク利用者は料理人で、わたしが連載を担当しているchikaさんと同じ時期に同じお寿司の学校に通っていたそう。世界は狭い。

元気な女の子がビールをくれた

道の駅で買った県産のはっさくは甘くてみずみずしくてはっさくという感じがしない。はっさくはあまり甘くなくて苦くて水分量が少なく、手がベタベタしないところが好きだけど、このはっさくは手がベタベタになった。

まだ若い天才エンジニアは「女なんて!」と思っていたけれど、わたしと元気な女の子のことはリスペクトしてくれているらしい。とてもうれしいけど、彼の過去に何があったのだろうか。

天才エンジニアは歌が上手。勉強も運動もできて、なんと絵までうまいらしい。「将来的には民を導きたい」などと言っていてとてもよかった。そして干支が一緒。

気づけば3時半。今日も楽しい夜。

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