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考え方を変えればトマトジュースも豆乳も飲めるようになる
「トマトは好きなんだけど、トマトジュースは嫌いなんだよね」
こういう人けっこういるけど、ジュースだと思うから飲めないのであって、スープだと思えば案外飲めるんじゃないか?
「トマトジュースに胡椒とかタバスコ入れるの意味わかんない」
これもスープだと思えば何の不思議もない。冷製トマトパスタやガスパチョをイメージすれば、むしろ調味料を加えた方がおいしそう。
さらに加熱して温めればスープっぽさが増して、より抵抗なく飲めるのではなかろうか。
こんなことを思うようになったのは、豆乳がきっかけだった。
どうにも苦手だったけれど、ある夏、麺つゆを無調整豆乳で割ってそうめんを食べるのにハマったことがあった。そのときにふと思った。
「液状の豆腐だと思えば豆乳、イケるんじゃないか?」
試しにコップに注いだ豆乳に醤油をたらしてみたら、まぁびっくり。スイスイ飲める。
豆に乳なんて書くからなんだか生々しくて構えてしまうのであって、「飲む豆腐」って名前だったら最初からおいしく飲めたような気がする。
※これは無調整豆乳限定の話で、調整豆乳はこの限りではない。
高校生のころ、「黒酢とトマト」というパック飲料がお気に入りだった。黒をベースに真っ赤なトマトを配置した渋いパッケージで、その名の通りトマトジュースに黒酢が入っている。
周囲では「まずそう」と評判で、完全なゲテモノ扱い。コンビニに買い出しに行った同級生が悪ふざけで買ってくるような商品だった。
これも「冷やしトマト酸辣湯」として売り出していたらイメージ変わったのではなかろうか、と思ったけど、逆にまずそう。
なお「黒酢とトマト」は案の定、わたしが高校を卒業する頃には全く見かけなくなった。わたしはいまだに復活を願っている。
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