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親子で読書TIME - ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」

私自身のあまりの余裕のなさから、しばらく読書タイムが途切れていました(汗)
私自身に少しゆとりを持てたことで、本を読む時間が久しぶりに楽しいと思えて、また子供たちと本を読み始めました。

久しぶりに一緒に読んで、ワクワクできたのがこちら。
児童向けの文学としては定番のロアルド・ダール、中でも有名なチョコレート工場の秘密。

映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作

言わずと知れたことですが、こちらの映画の原作です。ティム・バートン監督が鮮やかな色彩、キャラクター、音楽で原作の世界を可視化しており、映画が好きな小二次男と虜になってしまい何度も見ました。

あまりにも純粋な少年チャーリーと、とても個性的なチョコレート工場の主であるワンカ氏のやりとりがなんとも滑稽で面白くて。

ロアルド・ダールとティム・バートン監督とのタックが最強だったからこそですが、この独特の面白さは原作からエッセンスを引き継いでいるのだと、原作を読んで実感しました。

滑稽さ、でも馬鹿にできない純粋さが響く

ダールの作品は(下手な感想ですみませんが)本当にシンプルで分かりやすいのです。
この話には、五人の子供が出てきます。主人公のチャーリーは五人の中でも純粋でかなり貧しい子供として特徴的ですが、他の四人もキャラクターが際立っています。
お菓子食べ過ぎ太り過ぎの子、お金持ちの両親にすぐに物をねだるわがままな子・・などなど。
こんな極端な子は実際いないだろうけど、でも、わかる。
すごく滑稽だけど、同時に純粋なキャラクターたち。

いわゆるブラック・ユーモア的なところが絶妙な作品ですが、ここから、子供と会話が生まれます。
この子はこの後どうなっちゃうんだろう、きっと何か大きな失敗をするはず・・ああ・・やっぱり・・・
そういう、想像を膨らませる「空白」を読んでいる側にたくさんくれる気がします。

今年は新作映画も!舞台も!

たまたまかもしれませんが、今年は姉妹版の映画がやるそう。ティム・バートン監督でないのが残念だけど。。

なんとミュージカルも!


現在はもう少しダール作品が読みたくて、「こちらゆかいな窓ふき会社」を読み始めています。こちらも次男とワクワク楽しみ中。

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