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いろいろ試してきたけれど、これが「今」のだしの正解。

1.5ℓの水に、昆布10cmくらいといりこ5.6匹を最低30分ひたし、いりこを取り出してから、弱めの中火で沸騰直前まで加熱する。

これまでにいろいろ試してきたのですが、結局このやり方が「今時点の」わたしの中での正解なんです。

|本当の意味での「だしの正解」

だしって、料理をする上でとても大事だということは日本人なら誰もがわかっているけれど、それでもちょっと面倒なものです。

だしを使わなくておいしくできるレシピの方が喜ばれる世の中にもなっている気がしますし、便利なだしパックも増えていますよね。

世の中にはいろいろおだしのひき方があって、何が正解なのかもそもそもわからないという方も多いんじゃないでしょうか。

でも、自分にとって気楽で、続けやすくて、おいしいと思える方法が見つかれば、それが本当の意味での正解だと思うんです。

だって、毎日のように使うものだから、どんなにすごいやり方でも続けられなくっちゃ意味がないから…。ダイエット方法やスキンケアと同じです。

|かんたん水だし

教室を始めたばかりの頃は、昆布や椎茸を麦茶ボトルに入れて一晩置いておくだけの「かんたん水だし」をお伝えしていました。とにかくラクで、時間がない人にはおすすめです。

<しいたけ昆布だし>
水1ℓに干ししいたけ1枚とだし昆布5cm角をひと晩浸すだけ

|こだわりのだしのひき方

そのあと、今度はこだわりのだしのひき方をお伝えするレッスンを始めました。昆布と鰹節、または昆布といりこで丁寧に時間をかけてひくだしは、「日本人でよかったぁ」としみじみ思うほど感動する味。

家ではなかなか時間がとれないという方も、おいしいだしをひとくち飲んだら「週末にやってみよう」と思ってもらえるのです。

|だしパック選びは、ミルク変更する感覚

元々、だしパックには塩やうま味調味料が入っているものが多かったし、あまりおいしいと思えませんでした。
でも、職業柄かもしれませんがいろいろな方がおみやげにだしパックをくれるのです。

使ってみると塩や添加物が入っていなくて、おいしいものがここ4〜5年の間にどんどん増えていることに気づき、旅先では自分でもだしパックを買うようになりました。

優しい甘みを感じるまぐろ節が入ったもの
椎茸と昆布だけで作ったビーガンの人でも飲めるもの
九州の定番「とびうお」を使った旨味の強いあごだし
鹿児島・枕崎のかつおぶしが入ったもの

昆布とかつおぶしのだしパックはもちろんのこと、今は、よりこだわりのだしパックも増えています。
感覚的には、カフェラテをオーツか、豆乳か、アーモンドミルクかと気分によって変えるみたいに、いろいろなものを試してみるのは楽しいものです。

◆気楽で、続けやすくて、おいしい!おだしのひき方

それで、いろいろ試し終えた結果、冒頭のだしのひき方が「気楽に、続けやすくて、おいしい」という結論になりました。

1.5ℓの水に、昆布10cmくらいといりこ5.6匹を最低30分ひたします。

いりこを取り出してから、弱めの中火で沸騰直前まで加熱すれば完成です。

もっと弱火でじわじわ〜っと30分ほど加熱すれば、もっと昆布のうまみが引き出されます。時間のあるときにぜひお試しを。

|P.S

時と場合によって、ご紹介したやり方と、だしパックを使い分けることで、ずいぶん気がラクになりました。だしパックの便利さを今ではありがたく感じます。

なにより、だしって心からホッとしますからね!

もっと肩の力を抜いてだしとじょうずに付き合えたら、料理の負担を減らしつつ、楽しむ余裕も生まれるはず。

自分だけの正解を、ぜひ見つけてみてくださいね。

自分にとって気楽で、続けやすくて、おいしいと思える方法が見つかれば、それが本当の意味での正解だと思うんです。

だって、毎日のように使うものだから、どんなにすごいやり方でも続けられなくっちゃ意味がないから…。

大事なのでもう一度…!


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