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学生なら、ダンスができる先生に惚れていた


クラブで聴いて以来、耳から離れない。
「Dance Monkey(Tones And I)」

PVも明るさがある。つい、口ずさみたくなるようなわかりやすい歌詞もいい。

でもどこか、曲調に切ない雰囲気もあるので虜になる。

「dance for me, dance for me, dance for me」と繰り返す部分は、自分のためだけに彼に踊ってほしい若い女の子(たち)が、もっともっととお願いしている様子が浮かぶ。クラブで出会った男の子なのかなと、想像をする。


今までクラブの中だけで、一目惚れのように近づいて、身体を一緒に揺らした男の子たちが浮かぶ。

身体を密着させて、一瞬だけの恋をする。世界に二人しかいないというような夢中な様で。目の前にいるわたしを楽しませようと必死な様で、男は踊る。

Dance for me……


自分のためだけに踊ってくれる男の子。元気を出してくれる男の子。死にたい気持ちも取っ払って、モンキーのように踊ってくれる男の子。


かっこいい。ダンスができる人はかっこいい。




先生も、ダンスがわからないといけない時代

体育の授業で、「ダンス」が必修になったことは、話題になって久しい。
現代の子どもたちは、ダンスの楽しさや喜びを学校で学ぶ。

わたしは、元々ダンスは苦手で、音楽に合わせて身体を動かすことは、わりと恥ずかしがる方だった。

クラブで音楽を楽しむことを覚えてから、いろいろな音楽を聴くようになり、音楽に合わせて身体を動かすことも好きになった。

ジムのスタジオでダンスをすることもある。筋トレやウォーキングをしているときも、アップテンポな曲を聴いているときは、運動へのモチベーションは上がる。


先生は、ダンスができたほうがいい。ダンスを楽しめるほうがいい。
もちろん、先生に限らずだけれども。

音楽が好きで、音が流れれば身体を揺らすような先生は、人気があると思う。真面目な先生が、学校の大半を占めてもいいが、運動会や文化祭などで、楽しい音楽が流れれば思わずノる先生もいていい。


同じ音楽を知っている、楽しさを共有できるということに、人は親近感を覚えるし、「先生、この曲知ってるの?」となれば、寄ってくる子どもたちも多いだろう。


ポールダンスはとにかくいい

わたしが、特に見ることが好きなダンスのジャンルは、ポールダンスだ。

バーにつかまり、空中に浮くようにして、その身体のしなやかさや、妖艶さを魅せつけてくれる。

ああ、綺麗……


今までわたしが、生でポールダンスを見たことがあるのは、主に三か所。
バーレスク、ショーパブ、クラブだ。

クラブでは、お立ち台の近くやDJの周りで、場を盛り上げるダンサーがいる。一定時間だけ現れて一瞬で消えていく。

クラブによっては、ポールがあり、ポールダンサーが目の前で踊ってくれる。きらびやかな衣装に包まれて、本当は筋肉が相当ないとできないだろう芸当を、軽々とやってのける姿は美しい。ヴィーナスのようだ。

クラブに行くついでに見れるので、遭遇したらありがたい気持ちになる。お酒を口にすることも忘れて、ナンパの声掛けもうざいと思うほど、見とれてしまう。

ポールダンスを見たいと思ってクラブに行くと、ダンサーがいない場合や、ポールが設置されていない場合もあるが、気軽にポールダンスを楽しめる場所のひとつであるのは間違いない。


ポールダンスをしっかり見てみたいという場所としておススメなのが、バーレスクである。

アイドルのような女の子や、セクシーな女性が、ダンスやポールダンス、またはトークで楽しませてくれる場所がバーレスク。

女性だけで予約をすると、安い料金で楽しむこともできる場合があるのでぜひ調べてほしい。女性でもわりと入りやすく、楽しみやすい雰囲気があるし、お手洗いをインスタ映えにしてくれている店もあるので、一度行くだけでいろいろ楽しめる。

女の子が頑張る姿を見ていると、こちらも頑張らなきゃと思える。妖艶だったり、明るく元気だったり、さまざまなパフォーマンスを見せてくれる。

バーレスクは、そこまでエロい感じではなく(店によるのかもしれないが)、かわいくてきれいな女の人たちのパフォーマンスを見るところというイメージである。


わたしが最近行って、衝撃を受けた場所がショーパブである。ここはすごい。

※バーレスクもショーパブの中に含まれるし、店によってサービスの違いがあるので注意

ショーパブ?どんなところ?ちょっとエロそう……というイメージがあったが、まさしくエロかった。

わたしが行った店は、ポールダンスが何本も狭い店内に設置してあって、先ほど話したバーレスクよりもかなり近い距離で(席によっては、ダンサーの靴で蹴りをくらいそうなレベルで)、お姉さんが踊るのを楽しむことができる。

しかも、ポールダンスをするお姉さんたちは、おっぱい丸出しなのだ。

初めてショーパブという場所に来て、そわそわするわたしだったが、店内が若干暗くなり「あ、ポールダンスしてくれるんだ」とわかってしばらく見ていると、お姉さんがブラジャーを脱いで踊り始める。びびった。

おもちゃのお札のようなチップを千円くらいから買うのだが、それをダンサーのお姉さんに口でくわえて渡したり、席についてくれたお姉さんのパンティーに挟むと、えらいことが起こる。

チップを渡すと、お姉さんが自分の手をおっぱいやお尻に誘導してくるのだ。

おそらくわたしは、人生で初めてしっかり生おっぱいを触った。鷲づかみにして。この感触は忘れられない……。ふわふわ?もちもち?何だろう、とにかく気持ちいい。一生触っていたくなる。

男に生まれ変わりたかった。このときばかりは、ショーパブを心の底から楽しんでいる、「おっさん」に生まれ変わりたくて仕方がなかった。

お店のお姉ちゃんのおっぱいを揉んで勃起できる、または恋人や妻のおっぱいを好きなように揉める、男、お前らがうらやましい。


先生も学校でダンスをする

話を、ダンスに戻すが、ダンスを見るのも自分でやるのも楽しんだほうがいい。

運動会や文化祭などで、子どもたちのダンス指導は、体育の先生であってもなくても需要が増えていくはずだ。保護者もどんどん若い世代になると、今どきの曲で子どもたちが踊る姿をより楽しみにするに違いない。

または、保護者側から考えると、子どもがかっこいいダンスで踊っている姿を見ると、感動するほど成長を感じられるのだろう。


先生がダンスを自らやることの、メリットも大きい。行事ごとでサプライズで、普段真面目な先生たちが踊ると、子どもたちの歓声がわっと沸く。

キレのよいダンスを披露した後、普段怠惰な生徒も、先生を尊敬のまなざしで見るようになり、授業に集中してくれることもよくある。

わたし自身も、行事ごとでダンスを披露した際、子どもたちはひっきりなしに声をかけてきた。

「先生、いつの間に練習したの」
「めちゃくちゃ可愛かった!」
「意外とリズムに乗れてた!」
「いつでもお嫁に行けるじゃん」

(失礼さも可愛いと捉えることにして、)素直に子どもたちは、我々を褒めてくれる。

先生であるなら、ダンスはできたほうが得だし、できなくても頑なに断るのではなく、積極的にやろうという姿勢が大事だと感じた。

普段、ダンスと縁のないような真面目な先生が一生懸命踊る姿もいい。だが、やはりダンスのできる先生は明らかに人気がある。行事ごとでも、一緒に踊ろうと子どもが頼んでくるのも、いつも若くてかっこいい先生ばかりではある。


自分が学生時代に、先生が行事で踊っていた記憶はあまりないので、先生のかっこいい姿を見ることができていたら、惚れていたなぁと思う。

イケメンの先生が、舞台で急にダンスを披露したとしたら、「Dance for me……」と心の中でつぶやいているのだろう。


だが、行事で踊るとなると、普段より仕事が回っていない場合も多いのが学校現場。子どもが喜ぶ姿、活躍を応援することはどんどんしたいとは思うが、ダンスの練習で負担を増やしてはいけない。

「子どものために」だけで、無理はしないでほしい。一緒に楽しむほうがいいという提案だけをわたしはしたい。


体育などでのダンス指導も、外部講師をどんどん呼んでいく方針も(予算も)あればいいのにといつも思う。学校の先生以外のかっこいい大人とは、たくさん出会ってほしい。


クラブで踊っていると

クラブが大好きなので、一人で行くこともある。終電前後にふらっとクラブに訪れて、音楽を楽しんでから、帰宅することもある。

クラブにいると、いろんな洋楽を好きになれる。クラブによっては、J-POPやK-POPをアレンジした曲もかけてくれるので、知っている曲が流れて、その場にいるみんなのテンションがさらに上がるのを見るのも楽しい。

やがて、子どもたちもこのようにクラブを楽しむようになってくるのだろうと想像する。

「こんな場所に来てはいけません」などと思うような、教師でいたくないなとは思っている。クラブは、音楽とリズムを楽しむ場所だ。自分を解放するために大いに行けと、思う。


できれば、この場を同僚と共に楽しみたい。普段の仕事のストレスを、踊りながら発散できたらいいのにと、ずっと思っている。なかなか付き合ってくれる同僚が身近にはいないが、ツイッターで出会った先生たちと一緒に行ったときはとても楽しかった。

一緒に行って好きな曲を分かち合って、行事で踊るヒントを見つける。いいな。


もっと、踊ろう。先生。

Dance for me……


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