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エンヤの音楽が、私の魂を触るという話

今日の話は、とってもとりとめのない話です。

自己満足の好きな音楽の話です。泣けてくる音楽の話です。

こないだ、もう子供といるのがどうしてもダメになって、全てを夫に預けて一人で駅前に出向きました。たまにこういう場合があるのです。

子供といると、ゆっくり見えない本屋に行くと、私は新刊をチェックしてから、次に精神世界の方へ行くというお決まりのコースを辿りました。そのセクションの新刊をチェックしていると、これが聞こえてきたわけです。


エンヤだ、とすぐ分かりました。が、エンヤなんて、何年も聞いてなかったなあ、ということに、その時気づいたのです。とっても好きだったのに、聞いていなかった。

原因は、うちの夫。彼が、我が家では音楽監督をしている(迷惑)と前にも書きましたが 

彼がエンヤが嫌いなので、私はずっと聞いてなかったのです。一番エンヤを聞いていたのはおそらく19歳位の時ですかねえ。

とにかく、本屋で、高音質のスピーカーを売ってたのですが、そのスピーカーでたまたまエンヤのCDをかけていたのです。本をチェックしているふりをしながら、私の脳は完璧にエンヤに持っていかれていました。

やばい、泣く。

本屋で泣くのは避けたいと思いつつ、エンヤの音楽はとにかく私の核心に触れるのです。とにかく、どこかが震える。そうだ、彼女の音楽はこうだった、と思いだしたのでした。

おそるおそるスピーカーに近づいていって、スピーカーの真ん前に陣取って、エンヤを聞きました。すると頭がぽわんとなっていって、体そのものが音楽を聞いている感じです。このまま突っ立っていたら、泣くことが分かっていたので、勿体ないなあと思いつつも、その場をその時は離れました。

さて、その夜です。私はエンヤを聞くことにしました。

もう20年くらいきっと聞いてないエンヤの世界。皆が寝静まった後に、ヘッドホンを使って、聞く事にしました。私が当時一番好きだったのがこの曲

(ビデオは微妙ですが、曲はいいですよ)

これを初めて聞いたとき、多分10代だったと思うんですが、文字通り、「雷に打たれたような」衝撃が走りました。この音楽は何??この人は誰?何これ。と思ったのを覚えています。

聞いていると、私、羽が生えきたんじゃないの?と思うくらいに自由な感じがしてきます。


その後に、"Lord of the Rings"の映画で使われたこの曲

("May it be..."と始まると、もうダメです。涙が出る)

この曲はね、最初すぐ始まると、私の中の何かが「壊れる」という感覚になります。ハートの中の何かがぼろぼろと壊れてしまうような感覚です。

エンヤの音楽ですごいと思うのは、とにかく美しい。

美しくて、そして絶対にどこか切なくて、悲しい

とても美しくて自由な世界にいるのだけど、それが儚くて脆く、すぐ蒸発してなくなってしまうようなものだと分かっているような。

まるで、目が覚めると一瞬にして消えてしまう夢の中の世界の話のような。

そんな気分になります。

エンヤのルーツはアイルランドですが、私はアイルランドがルーツの音楽に惹かれる傾向が、昔からあります。アイルランドのホイッスル(縦笛みたいな)を探して買ったくらいです。

私、前世、アイルランドにいたのかなあ?と思うくらいに、景色も好きです。いつか行ってみたいと思ってます。

ウィキペディアで調べてみると、彼女のコーラスは「壁のようなコーラス」(だったと思う)と形容されていて、まさにそれだなと思いました。フルで全ての音が鳴る時に、ヘッドフォンや良質なスピーカーで聞いた時に、

まさに壁が目の前にたちはだかるような、または

滝が目の前に現れるような、または

霧がかった森にいきなり自分が置かれるような

感じがします。

 *

音楽って不思議でね、誰にでも好きな音楽嫌いな音楽ってあると思うんですよ。私も、この人の曲は好きだなあとか、こういう切ない感じがいいなあとかあるんですが、エンヤに関してだけは、別次元で震えます。

とにかく、(という言い方しかない)の深い深い自分でも触ったことのないようなところが、震えて、共鳴するのです。

潜在意識とか、自分さえ知らない自分の奥深いところって、心理学や精神哲学をやってると目にする概念ですが、エンヤの音楽を聞くと、きっとそういうことは真実だし、私の中の私以外の何かの存在が、頭ではなくて、感覚的に分かるというかんじです。

こういう同じように感じてる人、いたら嬉しいなあ。

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