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(2)英語ネイティブとは発想が違って当たり前!思考の違いは言葉にあった

前回、英語と日本語では、情報提供をするときに、順番が違うという話をした。

これは、言語、文化好きな私にはとてもとても、とっても興奮するポイントだ。

言語の違いは文化の違い、文化の違いは思考の違い。だと思う。

英語では、自己紹介をするときにも、住所を言うときにも。起点は一番身近で、具体的なポイントから、より大きな対象へと派生する。

特に住所の順番なんか、一番具体的な部屋番号から言ってしまうなんて、理解不能すぎる。

アメリカ人に、どこ出身ですか?と聞くときも

"I am from A town, XX State"

これは場合にもよるけれど、住所の順番が小から大、のせいか、やはり具体的な町がきて、次に州の名前が来る。

日本語だと、

「XX県A市」

と言ってしまうもんね。

私は、脳の働き、一番根っこのところはやっぱり日本人なのだと痛感する。

整理してみよう。

英語では

マイクロ:より小さく具体的
↓↓から
マクロ:より大きく全体的

という流れになり、

対する日本語の情報提供は、

マクロ:より大きく全体的
↓↓
マイクロ:より小さく具体的

となる。

つまり、

英語では、日本語の情報をまるまる逆から読むことになる。(逆もしかり)

これ、昔々に習った英語の文法を思い出さないだろうか?SVOなどと習った、英語の文法。

主語ー動詞ー目的語
I eat an apple.

いつも動詞が先にくる英語。

対して日本語では

「りんごを食べる」

主語を抜かす癖のある日本語。主語はさておき、必ず英語とは逆の順番で言うことになる。

文法から違うということは、情報提供そのものの順番も違うのだ。

ということは、つまり、多分、だけど、

つまり、

思考の順番も違うと思う!

だから、英語ネイティブと私たちは、発想も違って当たり前なのだ!

アメリカを例に挙げると、アメリカ文化と日本文化というのは、あらゆる場面で「真逆」に置かれることが多い。

例えば、より少ない情報、文字数でたくさんの意味を詰め込むことが得意な日本語。言葉の周りの価値観、含み、文脈など言葉以外の意味が重要視されてくる。(ハイコンテクストカルチャー)

俳句なんかでも、そういう特性が生かされている。

対して、英語では、言語が明確で、曖昧さがなく、文字通り受け取られる。(ローコンテクストカルチャー)

他にも、ビジネスの回し方や、コミュニケーションの取り方、いろんな場面で、

「アメリカと日本は似ている」

とされるよりは

「アメリカと日本は真逆だ」

という結果を見る。

これっておそらく、文化的に違うし、言語からしてもう違うからだ。ここに、日本人にとって英語がいかに難しいかという理由も隠れていると、私は思う。

言語から違うと、絶対思考も違う。

うちの夫、アメリカ人とこの話をしていると、

「で、場所、住所を示す時に、具体的なところから始めたほうが、イメージしやすいの?」

と、ためしに聞いてみると

「悪いけど、そっちのほうが僕の頭ではイメージしやすいよ」

という答えが返ってきた!

悪くないよ!私の思うツボだよ!

とも思ったけれど、日本びいきの彼は、日本人よりでいたかったのだと思う。やはり、表面に出てこなくても、こういうところでの違いは、全ての違いになりえる。人間関係での難しさにもつながるだろうな。絶対に、つながると思う。

だから、国際恋愛や国際結婚では、目に見えない、説明できようもない差が目について、やっていけなくこともあるのだろうなあと思う。

逆にいえば、こういうところでもう違うのだ、と思っていれば、覚悟して一緒に生きていける、、、かもしれない。


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