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survive,and thrive

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いちサバイバーとして考えたよしなしごとを綴るマガジン。
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#乳がん

通過点#2

全摘から2年目、定期検査を受けた。 健側マンモグラフィ、視触診、ともに異常なし。 無事にク…

なつめ
3年前
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ブラり再建の旅

再建中で気になるもののひとつ、インナー。 洗い替えも必要だから、それなりの数を揃えたい。…

なつめ
4年前
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ノーグッド・ノーサンキュー

 患者家族でありながらがんになったのだが、がんに纏わる話をすると、  「わかります、周り…

なつめ
4年前
2

ごめんね、理由にはなれない

 どうしてなのだろう、という気持ちは誰にだって普通にあるものなんじゃないかな。  がんに…

なつめ
4年前
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行きて帰りし物語

 物語の構造に、「行きて帰りし物語」というものがある。  主人公は日常世界を離れ非日常の…

なつめ
4年前
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胸がリコールされた話。③

ここでは時系列で、自分自身の動きを書き留めておこうと思う。 手術、そしてオペの結果は非常…

なつめ
4年前
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胸がリコールされた話。②

可能性という数字 BIA-ALCLはT細胞性非ホジキンリンパ腫というがんの一種だ。乳がんではない。 つまり、この有害事象に見舞われたら、がんをとったのに別のがんに罹ったことになる。一粒で二度辛い。 しかもDCISは生命予後に影響を及ぼさないのに対し、BIA-ALCLは5年生存率91%と僅かながら影響を及ぼす。ステージIならば腫瘍と被膜の完全切除により治癒するものの、ステージが上がれば化学療法などが必要になる。  ◇ ◇ ◇ 逡巡 乳がん告知後、というかその場で再建をオーダ

胸がリコールされた話。①

来るぞ来るぞ、とは心のどこかで思っていた。 賭けのようなものだった。 胸、リコールされま…

なつめ
4年前
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病める活字中毒、走る。

これは活字中毒ならではの、おそらく奇特な情報収集の記録になる。 きっかけはBIA-ALCLについ…

なつめ
4年前
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キャンサーギフト、じゃない。

ギフトって、大事な人から欲しいもの。 まったく知らない人やいけすかない人からいただいても…

なつめ
4年前
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がんサバイバー、前夜

巷に溢れている体験談は、「どこからどう見ても本当に大変な方」が多い。 わたしは乳がんの告…

なつめ
4年前
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