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自分の誕生日に自分へのプレゼントとして鉄瓶を購入したのは、小田原に引っ越して3ヶ月が過ぎようとしたころ。

白湯を飲むことが大切な習慣となり、そこから2年以上欠かすことなく鉄瓶で白湯を毎日沸かしている。



もともと、水分補給は苦手なほうだった。

白湯を飲むという行為は、水を飲むことが根っから得意な人の世界だと思っていたけれど、実はわたしは全くそうではない。

むしろ、飲食店で出されるお冷は未だに飲めないことがある。こんな書き方は失礼かもしれないけれど、くさいと感じることがあって。

小中学生の頃の水分補給はまだ水道の蛇口からだったわたしたちの子ども時代、地元福島のきっと綺麗で美味しい水だったのだろうそれも、わたしは飲めなかった。

中学3年のころに学校に一台だけ冷水機が導入された時は、冷たくておいしくてさすがに飲めた。あと、平日の夏の部活とかは必要に駆られて水道から最低限。

職場のメンバーとランチに行く際、わたしがお冷に手をつけないことを知っているから「もらっていい?」と飲んでもらうことも多い。

食事中は水分を取らず、自席に戻ってから自宅から持ってきている白湯を飲む。

それくらい、水はあまり飲めない。



そんなわたしが狂ったように白湯を飲めるようになったのは、妊娠が間違いなくきっかけだった。

身体を冷やさないように、と呪文のように常に自分に言い聞かせ、そして水分補給が大切らしいという情報はわたしを“間違いなくこれがよい行動だ”と自信を持って白湯を沸かさせ、飲ませた。

鉄分の補給にもなるから、もちろん鉄瓶で白湯を飲むことが鉄分補給の必要量になるわけではないものの、少なからず今日もわたしは水分補給しながら同時に鉄分も少しは補給できている。

その白湯で、鉄分のサプリも服用しながら。

鉄瓶で沸かし、〜10分ほどの時間は、ずっと待っていたらよい休憩になるし、ぽこぽこしている様子を見つつその場でストレッチや軽い筋トレをしてもいい。

待てない時はタイマーをセットしてその場を離れ、どこかで別の家事をしてもいい。

本当に一回か二回くらい、そのまま放置して半分くらいに水分が減っちゃったことがあるけど空焚きまではさすがにないです。引き続き気をつけます。



そういえば色々な目的があって盛岡に旅行に行った去年の冬、南部鉄器のお店とカフェがセットになっているところに帰りの新幹線までの調整で立ち寄ったことがあった。

盛岡の工芸品である漆器のカップに、鉄瓶で沸かした白湯を入れて出してくださって、ホッとした。

流れる空間がやさしく、あたたかく、そしてなんだかしゃんとした。身体にいいものを取り入れているという行為はこんなに人を満たすんだなぁと、そう、とても豊かな感じ。

わたしたちの身体は食べたもの口にしたものでできているというけれど、本当にそうだよなと思う。疲れているときはハイカロリーなものをドカンと摂取したくなるし、ドカンと食べると満たされるけどそのぶん身体もずしんと重くなる。

何を口にするか、自分の身体にも優しいものを、ということでまずは手っ取り早い白湯を選ぶのは案外手軽なチョイスなんだよな。

たまたま会社のメンバーから月経不順で、なんてポロッと話を聞いた。フェムテックシニアエキスパートのわたし、聞き捨てならないひとこと。

急にきた月経に焦ったりマジか今日から?とガッカリしたりということは生物的に女性である人は一度や二度ではないはず。

で、そのメンバーもまさしく今日から?と、ショックでと言うので、次の月経をどう迎えるかは今の自分の行動次第で『月経は前の月の自分の通信簿』とも言われるから、なるべく自分にやさしくね、と伝えた。

やさしくできてませんでした、、寝不足だったり不規則な生活だったり、と心当たりが大ありのようで。

身体を冷やさないもその一つ。何を飲むか選ぶ際には氷ガンガン入れて冷え冷えのカフェラテとか炭酸水とかもこれからの季節はいいけれど、あたたかいものも飲めたら意識的に飲みたい。

白湯ですね。



ありがたいことにもう立派な生活の一部になりました。鉄瓶とわたし。それはこれからも。


#日々の大切な習慣


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