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〈読書記録〉となりのナースエイド 知念実希人著 ドラマもいいよ

ドラマ『となりのナースエイド』が面白いので原作も読んでみた。

原作はどちらかというと「竜崎大河」の物語色が強いような気がした。彼の生い立ちから手術にかける思い、その原動力などが細かに描写されていて、頭の中で高杉さんのイメージで読み進めた。

印象に残ったエピソードは、『二人三手の旋律』結合双生児のピアニストの物語。これも澪が、患者の本当の想いに気が付くのだけれど、いつも一心同体の彼女らの一人とだけ話すというシチュエーションを作り、話す場面がよかった。

原作の桜庭澪は、ドラマでいうと姉役の成海璃子さんのイメージ。芯の強さがある感じ。(川栄さんの澪も素敵ですよ。ドラマ版ではまってます。)

彼女のVRシュミレーターを乗りこなせるという特技で、これからの医療界を変えていけるのか楽しみ。

以下ネタバレあり



火村先生がシムネスだったのは、途中から薄々気が付いたけど、まさか竜崎先生の手術で亡くなってしまうとは・・・。
次作への伏線と思いたい・
そして、
ラスト、竜崎先生と澪が外科医として別々の道に進むのだけれど、このラストには納得しつつもやはり残念。2人には一緒にいてもらいたい。

なので、続編を希望します!2人が協力してシムネスという病気を治す2作目が出ますように。

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