あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか〈読書記録〉
読んでよかったと思う。
オオクニフーズで働く3人の男女の視点で物語は進む。
はじめから感じる違和感。殺人をしたと言われる男の過去と現在が結びつかない。
そして、罪を償っていれば許すことができるのか、という読者への問題提起に、はっきりとした答えを出すことはできない。
本書を読んでいて想起されるのは、『ケーキを切れない非行少年たち』である。
この本を読んで興味を持った方は読んでほしい。
この2冊を読んで、「教育」の意味を再度考える。
タイトルに対する答えを読者なりに考える。
それだけでも、この本を読む価値があったのだと思う。
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