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プロコーチが教える、1on1の頻度と長さの考え方

ITベンチャー時代、マネージャーとしてチーム立上げをしました。インサイドセールスチームの初の専任社員として入社。そこから、社員やアルバイト、インターンを採用して10名くらいのチームでした。


採用間もなく、また経験値もバラバラな社員を束ねて成果を出していくために、1on1の時間を大切にしていました。頻度や1on1の内容など、試行錯誤しながら自分なりのやり方を見つけていったので、それをシェアします。

月1 フォーマル1on1 30分

前職はフルリモート・フルフレックスOKの会社でしたが、私のチームは、コロナ前だったこともあり、原則出社してオフィスで働いていました。理由は、チーム立上げたばかりで経験の浅いメンバーが多く、物理的に同じ場所にいた方が、お互いに教えたり助け合ったりしやすかったからです。

毎日朝会もしていて、普段からコミュニケーション量が多かったので、1on1は月1にしていました。

内容は、次のようなものです。

①目標数値の達成状況をふり返り、次へのアクションを考えること
②ちょっと先のキャリアの話
③メンバーが気になっていること、話したいこと

ちなみに四半期に一度は少し長めに45分確保しました。

月1 ランチ1on1 60分

上記に加えて、前回記事でも書きましたが月1回ランチ1on1をしていました。会議室の雰囲気では出てこないような話がランチでは出たりするので、あえてレストランでやっていました。これは、補足的な位置づけだったので、チーム立上げ後メンバーとの関係性ができて安定してきたら、希望者のみに変えましたが、立ち上げ当初は、会議室の1on1とランチ1on1で、最低でも2週間に1回は、1対1でゆっくり話せる場を確保していました。

初めの頃は個人でおごっていましたが、メンバーが増えてちょっと厳しくなってきたので、会社に相談して経費として認めてもらいました。

新メンバーは毎日〜毎週1on1

新しく入社したメンバーは、1on1の頻度を多めにしていました。
ある程度、初期のメンバーが成長していたので、後から参加したメンバーは慣れている初期メンバーに毎日1on1&日常業務のサポートをしてもらい、私は毎週1on1の時間を取りました。

1on1の頻度の考え方

すべての人に、上記のような1on1の頻度・進め方が合うとは限りません。
以下のような要素をふまえて、自分たちの状況にあう頻度を模索してみてください。

  • 日常のコミュニケーション量(リアル / リモート、個人タスク / チームタスクetc)

  • 相手の習熟度(業務内容、会社風土)

  • 業務で求められるスピード感(成熟事業 / 新規事業・ベンチャー)

上の要素を考えながら、頻度多めの要素が多ければ、1-2週間に1回、少なめの要素が多ければ、1ヶ月に1回から始めてみて、やりながら回数や長さを調整していくといいと思います。

1on1の長さの考え方

限られた業務時間の中で効果的に1on1時間を確保するという観点では、個人的には、たとえば月1回60分よりは月2回30分の方がいいように思います。

マネージャーによほど「意識的に聴く力」がない限り、60分だとお互いに漫然と話してしまうからです。月に1回漫然と60分話すよりは、頻度高く密度の濃いコミュニケーションを取る方が、メンバー育成という観点で効果的です。

「30分だと時間が足りない」という声も聴きますが、回数を重ねるごとに、30分の使い方にお互いに慣れていくはずです。「ここではあなたのために、1on1でしか話せないことに時間を使おう。いつでもできる業務確認などは別の時間にしよう。」という目的を、お互いに共有・確認するといいですね。慣れるまでは、毎回確認してもいいくらいです。そして、マネージャーが話し過ぎないように注意しましょう(笑)。

以上、マネージャー時代の1on1と、プロコーチとして多くの人と対話してきた経験から、1on1の頻度と長さの考え方をまとめました。

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私はオーストラリアで子育てしつつ、オンラインでライフ/ビジネスコーチとして活動しています。

リーダーとしてメンバーを巻き込みながら、イキイキ楽しく、しっかり成果を出したい。自分自身もメンバーも、共に成長していきたいと考えるリーダーを、コーチングの対話を通じてサポートしています。

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