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元専業主婦が再就職してみて学んだ、「得意なこと」の見つけ方

私は、家族の海外転勤のため、20代〜30代前半情熱を注いだ仕事を辞めて専業主婦になりました。結果として子どもが2歳までガッツリ一緒に過ごせたことは、今となってはいい思い出ですが、当時はやはり、「もう一度仕事がしたい!」という気持ちが強かったです。一方で、「では、何をやりたいのか?」が明確になくて、もやもやしていました。子どもを公園で遊ばせながら、頭の中でぐるぐる考える日々。そんな中でも、なんとか再就職をしてみて、見えてきたことを、今日は書いてみます。


「やりたいこと」がなくても「得意なこと」から

何かの理由で仕事を辞めて、でもまた働きたい、と思っていても、特に「やりたいこと」が見つからない、前職復帰もしっくりこない、という状況の方、けっこういると思います。私もまさにその状況でした。

さらに、キャリアブランクがあるので、「自分なんか再就職できるのかな?」という不安もあり、それを乗り越えてまで、やりたいことなんてない…と思い悩むこともあるでしょう。

でも、もしも働いてみたい気持ちがあるなら、まずはハードルを下げて、「絶対これだ!」という「やりたいこと」じゃなくても、「得意なこと、得意だったこと」から探しはじめてみることをおすすめします。

得意なことって、自分には当然すぎて、得意ということすら気が付かないことが多い。だけど、他人から見ると実はすごいことで、だからこそ貢献できて成果につながりやすい。

貢献できて感謝されるとうれしいし、成果が出せたら楽しい。楽しいからがんばれる。がんばるから、貢献できて成果が出る…。そういういい循環が生まれます。

「得意なこと」の見つけ方

私は、以下の2つの問いから、自分の得意を見つけました。

  • これまで、人よりうまくできたこと、人からよくほめられたことは何か?

  • これまで、自分が「燃えた」「うれしかった」瞬間は何か?

問いに対する答えは、必ずしも仕事に関わることじゃなくてもOK。仕事以外でも、出てきた要素があなたの得意発見のヒントになります。

私の2018年の再就職活動時は、

  • ほめられたこと: 突破力がある、物怖じしない

  • 燃えたこと: 新規開拓、新規企画

好奇心が強くて、新しもの好きなので、新規ものはシンプルに燃えるタチです。

新しいものを進めるときは、パワーがいるし、いろんな人を巻き込んで、物事を前に動かさなくてはいけない。そんなときに、私の突破力や、物怖じしない性格が役に立ってきたようです。

「得意なこと」と「仕事」をつなげる

キャリアブランクがある場合、たくさんの企業から再就職先を選び放題、という訳にはいかない場合もあります。というか、そんなに選べないのが現実。そんな時、「得意なことを見つけたって、それを活かせる仕事なんてない!」と、暗澹たる気持ちになることもあるでしょう。

キャリアブランクや年齢がハンディになってしまう日本の労働市場をなげいていても、内定は降ってこない。私は、目の前にある求人票を眺めながら、そこでの「得意の活かし方」を妄想しました。

例えば私の場合、以下のように考えて、スタートアップでは自分の強み・得意を発揮できる場が多そうだな、と考えました。

  • 慢性的な人手不足で、キャリアブランクが相対的にハンディになりにくそうなスタートアップに狙いを定める

  • その中でも、これまでの法人営業キャリアが活きそうな会社をピックアップ

  • スタートアップは、ほんとんど全てが新しいチャレンジだろう(当時はあくまで仮説、でも働いてみて概ね当たってた)

  • 資金や人材に制限ある中で、ゴリゴリ事業を成長させるには、私の突破力や物怖じしないところは、きっと活きるはず!(思い込み、だけど実際役に立ったよ)

あらためてふり返ると、自分の得意と、マーケットニーズの両方を見ながら、自分がハマりそうなところを模索していた感じですね。

前職業界にカムバックするのでない限り、かなり仮説や思い込み、妄想が入ることになりますが、それでも新卒就活に比べれば、かなり自分の仕事力や働くことの解像度は上がっているので、だいぶマシなはずです。

前職時代に、採用面接をかなりの数やった経験から思うんですが、たった数回の面接で、その人のことなんてわかりません。わかった気になるだけです。なので、たとえ妄想でも思い込みでも、自分なりのロジックを立てて、その企業にとって自分がどんな風に役立つか売り込んでいくことが、とても大事だと感じています。面接で聞かれる質問に答えていたら、自分のよさが相手に伝わる、相手が見つけてくれると思ったら大間違いです。自分が面接を受けるときは、ついついそれをやっちゃうので、自分のことを棚に上げながら書いていますが…

まとめ

キャリアブランクからの再就職活動で、何を切り口に仕事を選ぶのか迷いがちですよね。元駐妻友達からもそんな声を聞きます。そんな時の考えるとっかかりになれば、と思いこの記事を書きました。

やりたいことがわからない時は、まずは2つの問いについて考えてみてください!

  • これまで、人よりうまくできたこと、人からよくほめられたことは何か?

  • これまで、自分が「燃えた」「うれしかった」瞬間は何か?

キャリアブランクからのカムバックを願う人にとって、少しでもお役に立てたらうれしいです!

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もし、自分ひとりでは「得意」がうまく見つけられないよ〜という方は、一度体験コーチングで話してみませんか?客観的な視点から、あなたの強みを見つけるお手伝いができますよ。体験コーチングは以下から、お申込み可能です。

私の2回の再就職ストーリーは、こちら!

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