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日本の星のうた、すくなくない…?

今回テーマを「月、星、天体」に定めてプログラムを組み立てていた頃。
ぶつかったのが↑です。

星のうた、少ない問題。

ヨーロッパにはあるのです、いろいろ。
詩が体系化してきた以降の芸術歌曲と言われる分野にも、あります。
ただ日本の慣れ親しんだ歌曲のなかでは星が題材になっているものがとても少ないのです。

♪おーほしさーま きーらきらー
【たなばたさま】

♪きーらーきーらーひーかーるー
【きらきら星】

♪いちばんぼーし みーつけた
【一番星】
パッと出てくるのはこのあたり。
玲ちゃんが先に書いてくれていますが、きらきら星については舶来物ですしね。

月は、ある。困らないくらいある。
自分も「日本の夜の情景」を思い浮かべるとしたら、月はどどーんと浮かぶけれど星はあんまり出てこないかも。。
なんでだろう、、侘び寂びの精神?


調べていくと、和歌でもその現象が。
月を詠んでいる歌は数百あれど、星は圧倒的に少ないのだそう。
なぜなのだろう。
平安や江戸時代のむかし、夜空には星が無数に瞬いていたはずで、今とは比べものにならないほど美しい星空が見れたと想像するけれど…。


と、このへんのことを自力でできるところまででも紐解いてみようと思ったのが、今回の課題になりました。
結局統括するような結論までは導き出せなかったんですが、時代によって天体がどのような存在であったのかとか、西洋と日本の捉え方の違いなどをお客さまと一緒にたどる時間を持てたことは、とても楽しかったです♬


前置きが長くなりました。
次からはプログラムに沿っていろんなお話を綴っていきますね。


写真は、星一つ見えないトーキョーの夜空。
ちょとかなし。。

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